[渓流]美山漁協管内・5/4・初めての渓流ルアー
「野営研究所」の yaeikingさんと渓流釣りに行ってきました。
渓流でのルアーフィッシングは初体験。
そしてyaeikingさんとも初対面です。
yaeikingさんからは以前より釣行のお誘いをいただいておりまして、僕がなかなか段取りできずこの日までズルズルと引っ張ってしまっていました。
バス釣りや管釣りならいつでも直ぐに行けるのですが、渓流釣りだと道具がないというのがその理由です。
といいつつもウェーダーやリールはそれを見越した物を入手していました(^^)
例えばウェーダーは渓流での歩きやすさを考慮して、
ストッキングタイプ+
ウェーディングシューズを買いました。
(自分のブログを見返したら、ウェーディングシューズを買ったのはなんと5年前でしたw)
バス釣りだと歩いてポイントを移動するよりもクルマで大きく移動しちゃうことが多いので、"ウェーダーを履いたときの歩きやすさ"というメリットよりも”脱いだり履いたりの面倒臭さ”というデメリットの方を強く感じてしまっていました。
それでも歩きやすいのは快適でしたし、フローターのフィンを付けたときのキックの力強さは予想外のメリットでした。
そんなウェーディングシューズも渓流で使う前に
ボロボロになってしまいましたが(笑)
リールは管釣りと兼用で
11バイオマスターC2000HGSを使っています。
これも渓流での使用を意識してハイギアを選びました。
バッグはフライと兼用のC&Fデザインの
CHSバッグ。
これだけあれば十分じゃないかと自分でも錯覚しかけますが、肝心のロッドがありません。
管釣り用なら4〜5本ありますけど、渓流用とは全くアクションも異なりますしね。
ロッドは未経験者のくせにこだわりだけはありまして、パームスのシルファーが欲しかったんです。
それも現行品や一世代前の緑のブランクのモデルではなくて、島津さんがデザインした黒いブランクの初代(?)モデルです。
ヤフオクにはなかなか出品されず、ベリーネットにあるのは状態も良くなくてロッド袋も付属しない割りに高値のものばかり。
結局欲しかったシルファーは見つからず、現行アンリパの
パームス エルア・エゲリア ネイティブパフォーマンスを購入しました。
ロッドも揃って準備も万端…ではなく、渓流用のルアーもありませんでした( ゚Д゚)
ルアーはyaeikingさんにアドバイスいただき、いつもサムルアーズを買いにいく
ルアーのツヅキに買い出しにいきました。
yaeikingさんオススメの
サミング40CWとシュガーミノー、ボトムトゥイッチャーなど数個のシンキングミノーを購入。
それに管釣り用ボックスにあった渓流でも使えそうな(というか元々はそれ用)シュガーディープ等を持ち出しました。
ちなみにツヅキにはサムルアーズのハンドメイドミノーである
S-45も1個だけ在庫がありましたが、ツヅキのおじさんに
「最初のうちはミスキャストでなくす可能性も高いからハンドメイドはやめといたら?」と商売っけのないアドバイスをいただいたので、グッと我慢しました。
S-45の在庫があることにも驚きましたが、圧巻だったのはシュガーミノーの在庫量でした。
100個じゃ聞かないくらいの壁一面のシュガーミノーは「絶対に棚卸ししてないでしょ」と思わせるには十分でした(笑)
そんな感じで前日にバタバタと準備をして翌日2時に起床。(前夜は22時にベッドに入ったのですが、静かに興奮していたのか0時過ぎまで眠れませんでした)
深夜の国道を快適に走り、待ち合わせの4時ちょっと前にyaeikingさんのご自宅に到着。
こんな時間に「はじめまして」と挨拶するのも不思議な感じです(^^;
yaeikingさんは奇しくも同い年。
このブログを通じて20名ほどの方とお会いすることができましたが、同い年の方は初めてです。
yaeikingさんのスパルタンなクルマに乗せていただいて、いざ釣り場へ!
道中は初対面とは思えない色々な楽しいトークをしまくり、釣り場までの時間はあっという間でした。
ちょっと感動したのは僕の分の漁券を買ってくれていたこと。
初対面なのにこの気遣いがうれしかったです(^^)
釣り場は僕が想像していたよりもかなり上流域でした。
といっても意外と川の近くに道路があり、「これなら川へ降りるのも楽なのでは」という僕の期待はあっさりと裏切られ、慎重なアプローチが必要でした。
川に降りて、魚との距離感、撃つべきポイント等をアドバイスいただきつつ、「どんな感じかキャストのお手本を見せてください」と不躾なお願いをするも、yaeikingさんは5ftのカーディフにカルコン51Sというベイトタックルでポイントに撃ち込んで、「こんな感じです」と。
めっちゃプレッシャーです(汗)
もともと僕はキャストには苦手意識はありません(飛距離はともかくとして)
一日釣りに行って2回も3回もバックラッシュすることはほとんどないです。
ですが、最近はバス釣りでもウィードエリアでのボート釣りや浜でのおかっぱりといったキャスト精度を求めない釣りばかりしていたので、どれだけピンをキチンと撃てるか自信がありません。
ちなみに僕が釣りが上手いなと思う人はたいがいキャストも上手いです。
*『キャストが上手い人→釣りが上手い人』というわけではないので、自画自賛ではありません(^^;
yaeikingさんは僕にポイントを譲ってくれて、いったん下流を攻めています。
僕は背後からの視線を感じつつ、だましだましキャストをして釣り上がっていきます。
ちょっと釣り上がったところで気が抜けたのか調子に乗ったのか、対岸のボサに引っ掛けてしまいました。
ガッチリと掛かってしまっていたので、これを取りに行くとポイントを潰すことになりそうです。
ちょっと考えた結果、一旦ラインを切って別のルアーをキャストした後で取りに行くことにしました。
引っ掛けたルアーはシュガーミノー。
無くすリスクも考慮して、最初に結んだものです。
次に結んだのはサミング40CW。
僕なりの本命ルアーです。
サミングでも残念ながらヒットは得られず、「さてシュガーミノーを回収するか」と10m先のボサを見に行くとルアーがありません。
引っ掛かった場所はしっかりと確認したので、見失うことはないはず。
ということは…流れていったとしか考えられません(´Д⊂ヽ
あれだけ試行錯誤しても外れなかったのに、ラインを切った瞬間にすっと外れるとか…釣り人のあるあるに出てきそうです(苦笑)
ちなみに僕のキャストはギリギリなんとかなるというレベルでした。
ある程度の場所では岩にぶつけつつ、正確なキャストを求められるところではピッチングを多用してごまかしました。
ボートシーバスでもそうですが、狙ったところに一発で入れられるかどうかが釣果に直結する釣りだなと感じました。
そういう意味では渓流釣りでキャストが上手い人→釣りが上手い人といえそうな気がします。
▲キャストを決めるyaeikingさん
遡行できるギリギリまで釣り上がりましたが、パッと岩に隠れる黒い陰は2〜3回目撃できたものの、僕はチェイスにすら持ち込むことができませんでした。
釣っているポイントは成魚/稚魚の放流場所よりも遥かに上流なので、ここで釣れば間違いなく天然物と言えるそうです。
一度クルマに戻って「川を変えましょうか?」とも話しましたが、次も同じ川のちょっと下流で釣ることにしました。
次のポイントは駐車スペースからスゴく近かったので、「ここは叩かれていて厳しいかもしれませんね」と話しつつ川に降ります。
降りる最中に黒い陰が、護岸のエグレに入っていくのが見えました。
「しまった!いったん人間に気付いた魚は釣れないだろうしな…」と反省。
▲中央の黒い部分に隠れました
ここでもyaeikingさんは僕にポイントを譲ってくれたので、僕が先にキャストします。
護岸沿いにキャストして、トゥイッチするとエグレから出てた陰がサミングの後ろをチェイスしてきます!
「食え!食ってくれ!!食っちゃえ!!!」と手は止めずに念じていると、ブルっという手応えと同時に目の前で魚が激しくローリング!!
初ヒットは決して引きが強いわけでもないのに、ほぼパニックな状態になりました。
ネットを出す余裕もなく、岸際のちいさな水たまりにずり上げたところでフックオフ。
パニックな僕はネットよりも先に手が出ました。
魚が小さな岩の下に頭を入れてくれたおかげで、なんとか無事にネットイン。
▲渓流ルアー釣りの初ヒット
▲マジマジと眺めます
▲記念すべき初ヒットは天然アマゴ
▲記念すべき初ヒットのルアーはサミング40CW
▲護岸沿いのラインを流しました
釣れた魚がさっきの魚かどうかはわかりませんが、チェイスからヒットまでの一連をしっかりと見えたのはうれしいと同時にとても参考になりました。
勝手な想像ですが、もっと素早く獲物(ルアー)に食いつくものだと思っていたので。
参考になった割にはここではこの1尾で終了。
次のポイントは川を変えました。
今度はクルマを止めて一旦道を下り、クルマまで釣り上がる形です。
先ほどの川よりもちょっとだけ川幅がある(といっても数m)ので、左右に分かれて淵毎に先攻を変えて釣っていきます。
途中で僕が右岸(上流に向かっては左)に入ったのですが、バックハンドで2g強のミノーをピンポイントに撃ち込んでいくyaeikingさんは格好よかったです(^^)
僕のキャスト魂は静かに燃えていました(笑)
淵の連続するポイントではチェイスはあるもののヒットには持ち込めず。
開けた大場所でロングキャストした際に一度ヒットしたのですが、手元でバラしてしまいました。
この川は他の釣り人も多かった(クルマが多かった)のですが、チェイスも一番多かったです。
ここも放流場所からは離れた場所なので、それだけ頭のいい魚が多いということでしょうか。
せっかくいい感じで渓流釣りを満喫していたのですが、ここでトラブル発生。
靴底に石の感触を感じたので、「あれ?グラベルガードがあるのに靴の中に石が入るなんておかしいな」とウェーディングシューズを見たら、ソールとブーツの部分が剝離していました。
先日自分で修理した部分が見事に剥がれていました。
それもご丁寧に両足とも…。
歩く分には問題ないのですが、万が一のことを考えると気になって仕方がありません。
結局このあとは小場所を3箇所回って釣りは終了。
着替えた後でyaeikingさんオススメのホルモン屋さんに連れて行ってもらいました。
ホルモンは基本的に苦手(食べられなくはないのですが、美味しく食べられるのは1〜2個)なんですが、ここのものは美味しく食べられました!
近くの温泉にも寄りたかったところですが、睡眠不足がたたったのか眠気に襲われたので、yaeikingさんの自宅に戻ることに。
車庫には魅力的な大人の遊び道具がたくさん置いてあって勝手に興奮していました。
(よく考えると初対面の方の自宅の車庫をマジマジと見るなんて何と失礼なw)
こんな感じで初めての渓流のルアー釣りはとても楽しく満喫することができました。
それにラッキーヒットとはいえ1匹釣ることができましたし(^^)
ただ困ったこともあって、ウェーディングシューズを買い替えないといけないことと、渓流用のベイトタックルが欲しくなってしまったことです(笑)
とはいっても、まだ自分が渓流でどんな釣りをしたいのかがハッキリとしていません。
また、そのためにはどんな長さでどんなアクション/テーパーのロッドがいいのかもピンときていないので、買う(改造する?作る?)にしても、まだ先になりそうです。
▲シリコンチューブとフックハンガーが渓流の雰囲気を台無しに…
今回は買ったばかりのエゲリア ERNS-53UL と 11バイオマスター C2000HGS で挑みました。
エゲリアは1万円ちょっとと安価な部類ですが、違和感なく使いやすいタックルでした。
また渓流のルアー釣りは初めての経験でしたが、渓流釣り自体は中高生のときに何度か経験があります。
流すラインを考えたり、エサが先に流れるように試行錯誤して、目印がフッと止まったときの感覚がスゴく好きでした。
▲川虫(グロくてゴメンなさい)
今回も岩をひっくり返したらスゴくたくさんの川虫がいたので、久々にエサ釣りもしたくなっちゃいました。
いや〜、危ない世界に足を踏み入れてしまったような気がしてなりません。
■こんな景色のところで釣ってました
この日に同釣してくれた「野営研究所」の yaeikingさん が
見事なサツキマスを釣られました。
お会いた直後ということもあり、僕も喜びを分けてもらったような感じです。
5年も同じ魚を追い続けるというところに釣りロマンを感じざるを得ません(^^;
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