TATULA(タトゥーラ) CT タイプR は買いか?

ueda

2016年07月18日 07:00

アメリカで先行販売されていたTATULA(タトゥーラ)のコンパクト版となるTATULA CTの国内導入が決まりました。

アメリカではCT(ベースモデル)とCT Type-R(上位モデル)の2種類が販売されていますが、日本には上位機種のタイプRだけが販売されるようです。


(画像はTackleTour.comよりお借りしました)

タイプR独自の装備(ベースモデルとの違い)は下記のとおりです。

・7BBのうち2つがCRBB(ベースモデルのCTも7BBだけどCRBBはゼロ)
・スプールが超々ジュラルミン製でスプール重量が約2g軽い(総重量もCT-Rの方が軽量)
・ザイオン製スタードラグ搭載
・カラーリング



コンパクトではないタトゥーラ(≒ワイド版)のUS仕様はノーマルは黒一色で、タイプRはスプールやメカニカルブレーキノブ等に赤が使われていました。
僕が愛用しているのもタイプRです。


▲US仕様 ワイド版のタトゥーラ タイプR

今回のUS仕様のCTはベースモデルでもワイド版のタイプRと同じくらい赤色が使われていて、CTタイプRはメインボディが真っ赤というかなり派手な配色です。
黒×赤が好きな僕でもこの配色はちょっと…。


▲US仕様 タトゥーラ CT タイプR




▲US仕様 タトゥーラ CT(ベースモデル)


またワイド版のタトゥーラはUS仕様と国内仕様でスプールも異なるものが搭載されていました。
北米と日本で標準的なラインの太さが異なることが理由だと思います。

スプール重量は国内仕様の方が重かったですが、キャストフィールは国内仕様の方が好みでした。

関連記事:TATULA(タトゥーラ) TYPE-R スプール交換


国内仕様のタトゥーラ CT タイプRもUS仕様とは異なるスプールで搭載されると思います。
僕はUS仕様のスプールはフィーリングが合わなかったので、期待を込めての推測です(^^;


このワイド版のタトゥーラ タイプRは最もお気に入りの一台で、スプール以外にも色々と手を加えています。



関連記事:TATULA(タトゥーラ)カスタマイズまとめ


余談ですが、タトゥーラ タイプRのスプールをHLCに変更しました。





HLCスプールは重量のあるルアーをフルキャストすることに特化したもので、どちらかというとピーキーなイメージを持っている方が多いと思います。

確かに36mm径スプールのジリオン HLCはそういう特徴を持っていましたが、34mm径スプールのタトゥーラ HLCはジリオンのそれよりも相当マイルドになっています。

国内仕様のノーマルスプールよりもキャストフィールはさらに向上し、フルキャストすることがほとんどないボート釣りでも使いやすい仕上がりになっています。


それらを踏まえて、今回のタトゥーラ タイプRが買いかどうかを考えてみました。
僕の結論は「買い」です。
(ただし、US仕様とは異なる国内専用スプールが搭載されることと、このカラーリングが受け入れらることが前提条件です)


現在ダイワのベイトリールは「SV」「AIR」「HLC」の3本柱で成り立っています。

タトゥーラのノーマルスプール(国内仕様)は「AIR」ほどのフィネス性能はありませんし、「HLC」ほどのロングキャスト性能もありません。
上記の3つでいえば「SV」に近い立ち位置です。

タトゥーラCT タイプRの実売価格は2万円弱なので、価格的にはアルファスSVと競合します。

その中でよりバーサタイル性能を求める人はアルファスSVを選ぶでしょうし、TWS等の新機能やカッチリとした剛性感を求める人にはタトゥーラCT タイプRを選ぶでしょう。
僕は先日アルファスSVを購入しましたが、このタトゥーラCT タイプRが発売間近だと知っていたらCTを待っていました。

関連記事:最高の普通 アルファスSV 105SH購入


ただタトゥーラCTにあと7~8千円出すと、バーサタイル性、剛性感や新機能を兼ね備えたジリオン SV TWが変えてしまうのは悩ましいところ。

中途半端な立ち位置と見ることもできますが、絶妙なポジショニングだと僕は思います。

シマノのスコーピオン70といい、この1〜2年で2万円弱で購入できるリールの性能が飛躍的に向上しているのは素晴らしいですね。


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