THE KEEP CAST 2016 ① JetSetter60C マイクロタッチを予約しました
土曜日に名古屋のフィッシングショーである「THE KEEP CAST 2016」に行ってきました。
会場へは数年ぶりに名古屋に戻ってきた同期のHaくんと向かい、僕の見たかったブースに付き合ってもらいました。
Haくんは午後から別のライブに参加のため2時間ほどで会場を後に。
そのあとは前夜祭から参加されていた野営王さんと一緒に会場を回らせてもらい、非常に濃い時間を過ごすことができました。
1回では書ききれないくらいに楽しい時間だったので、数回に分けてアップしていきます。
JetSetter 60C -マイクロタッチに決めた理由
先日も記事にしていたように琵琶湖のオカッパリ用のロッドを探しています。
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琵琶湖のオカッパリ用ロッドに求める要素
記事のタイトルにもあるようにJetSlowのJetSetter60Cに決めました。
現物のロッドを振ってみてフィーリングが合ったというのももちろんですが、作り手や使い手の方にマイクロタッチについて話を伺うことができたのが大きかったです。
■持ち重りしない
まずJetSetter 60C -マイクロタッチを持った時の一番の印象は「軽い!」ということでした。
その"軽い"は
"TULALAのロッドにしては軽い"(相対的に軽い)ではなくて、一般的なロッドとして十分に軽い部類に入る(絶対的に軽い)感覚です。
これまでのJetSetterシリーズは正直いって持ち重りする感じが僕にはあります。
なのでリールは200gアンダーの軽量リールよりも200gオーバーの比較的重量のあるリールの方が相性がよかったように思います。
プロトのJS60C-マイクロタッチには145gのアルデバラン BFS XGがセットされていました。
何回も素振りをさせてもらいましたが先重り感は全然なく、非力な僕でも片手でラクラク振り抜くことができました。
■通常のFujiガイドを採用
JS60C-マイクロタッチのプロトモデルにはマイクロウェーブガイドが採用されていました。
いち早くラインのバタつきを収束させるという機能的なメリットは理解できます。
しかしこの見た目をどうしても受け付けることができませんでした。
理解はできるけど納得できないという感覚が近いです。
しかし製品版は通常のFujiのステンレスフレームのSicガイド(多分)が採用されていました。
見た目のネックな部分が解消されてこの時点で購入を決心しました。
■作り手/使い手の想いをダイレクトに聞ける
今回のキープキャストでJetSlowの代表でありJetSetterシリーズの生みの親である水口さんに直接話を聞くことができました。
また、プロトモデルを使われていた足立さんにも水口さんとは別の視点での話を聞くことができたのが、最も購入への後押しになりました。
作り手の想いを母国語で聞くことができるのは日本のメーカーならではのメリットですし、その方から直接話を聞けるのは小さなメーカーのメリットだと思います。
ハートランドでも村上晴彦さんの話を聞くことはできなくはないですが、その機会を作るのが相当難しいと思います。
印象に残っているのは下記のトピックス
・ロッドのバランスを取るためにグリップエンドをゴムからウレタンに変更した
・マルチピースならではの特徴をいかしブランクの途中(ピース)でカーボンの弾性を変更している
・7kgのピーコックも止めることができるバットパワーがあった
・魚に対してパワーで打ち勝つというよりも、竿を曲げていなす釣りをやって欲しい
・リールがベイトフィネス対応モデルだったら2gからキャスト可能=管釣りでも楽しめる
・パックロッドケースには7本のパックロッドが収納可能
・オガケンさんも相当気に入っていて他のJetSetterにはないイラストを追加した
・Bombada Teruさんも相当気にいっている(同じような特性のロッドを販売しているのにw)
これらの話を聞いて僕の心はJetSetter 60C -マイクロタッチにぐっと傾きました。
JetSlow×TULALA JetSetter 60C Micro Touch
その他の候補ロッド
その他の候補のロッドについても関係者の方に話を聞くことができました。
■ハートランド SPR-610/SPR-72
この2本のロッドについては展示がありませんでした。
ダイワのスタッフの方に琵琶湖でミノーの釣りをやるのにSPRのどっちのロッドが向いているかを聞いたところ、SPR−72の方がオススメと返事がありました。
理由はSPR-610は6101MLFBの名が示すようにファストテーパーであることに対して、SPR−72は722MLRBとレギュラーテーパー。
SPR-610はソフトベイト寄りのアクション(≒ロッドでルアーをアクションさせる)ということなので、ミノーのタダ引きで使うのであればレギュラーテーパーのSPR−72の方が合っているということでした。
2ピースであることや、セパレートグリップである点も72の魅力なのですが、僕には7'2"は長すぎるように思います。
「片手で振り切ることもできると思います」とは言ってもらいましたが、現物を確認できなかったので確証が持てません。
ただミノーで釣る際の操作性の高さは間違いなく
SPR−72 > JS60Cだと思うので、引き続き現物に触れる機会を見つけるか中古で探そうと思います。
■TAPER & SHAPE CROSSER CCRC-64MF
このロッドについては奥村部長に聞きました。
結論からいうとミノーの釣りには向かず、あくまでもソフトベイトをティップで操作するようなロッドであると正直に教えてくれました。
それならと奥村さんプロデュースのロッドでミノーの釣りにオススメのロッドを聞くと「ジャブローのRJB66MMHかオデッサのROC-66MMHですね〜」と。
確かにジャブローRJB66MMHはカーボン含有率が80%と最近のロッドにありがちな感度優先ではない巻物に向いたスペックでした。
またジャブローとオデッサのシリーズの違いを聞くと「ジャブローはテーパー&シェイプの島津さんとコラボしたロッドで、オデッサはそれをパクったロッドですわ〜」と教えてくれました。笑
例えが絶妙でめっちゃわかりやすかったです。
(もちろん島津さんに許可をとっての話です)
個人的には島津さんのロッドが好きなので、オデッサよりはジャブローが気になります。
ただジャブローも名古屋の釣具屋さんの店頭に並んでいないのが残念なところ。
RJB66MMHも引き続き欲しいものリストにピックアップし続けます。
関係者の方の話を聞くことで、先の記事のほぼ全ての懸念点を払拭することができました。
おかげさまで気持ち良くロッドを決めることができたので、本当にキープキャストに参加してよかったです。
ロッド以外の話はまた別の記事でアップします(^^)
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