ティップが折れたロッドを自分で補修

ueda

2017年12月03日 06:00

10年ほど愛用しているPROX(プロックス)のマイクロショット MS60UFEF。

関連記事:PROX マイクロショット MS60UFEF

元はメバル用のパックロッドなのですが、特徴というかツッコミどころの多いロッドです。



・仕舞寸法36cmの8ピースのテレスコピック
・プラス7cmのエクステンショングリップ
・ティップ径0.65mmの極細のソリッドティップ
・エクストラファストテーパー


上記の特徴を生かしてブラックバスのセコ釣りや管釣りの掛ける釣りに使っています。

パックロッド×極細ソリッドティップという折れやすい要素を兼ね備えているので、他のロッド以上に気をつけて使っています。
しかし数年前に琵琶湖の陸っぱりで使っている時にラインを巻き込んでティップを折ってしまいました。

その時はトップガイドのところだけ折れたのでそのままガイドを付け直して使っていました。

そしてこの前王禅寺でまた折ってしまいました

折ったのは釣りをしている時じゃなくて、準備をしている時です。
プラノのロッドホルダーに折りたたんだ状態でクルマのトランクに入れていて、トノカバーを閉めたらトップガイドが折れてました…。

不注意で折ってしまうのはなんとも情けない気分です



今回も前回同様の補修を試みたのですが、2番ガイドとの距離が近すぎて(50mm)ロッドの調子が変わってしまいました。



ということで、ティップのブランクを注文することに。
10年前のロッドなので在庫があるか不安だったので、プロックスに直接メールしたところ在庫と価格を直ぐに返信くれました。
プロックスのこういうところが素敵です。

上州屋渋谷東口店でブランクを注文。
修理扱いでメーカーにロッドを送ると送料が掛かるとのことでしたが、パーツの取り寄せの送料は不要でした。



トップガイドをライターで炙ると「スポーン」と豪快に飛んでいきました

グリップエンドからブランクを取り出して新品と比較してみるとだいぶ短くなっていました。



その差はたったの25mmですが、これだけでロッドの調子が大きく変わっちゃうんですね。



接着剤はダイソーで買ってきた二液エポキシ。



同じ量を紙の上に出して混ぜ合わせてロッドティップに多めに塗ります。



当然接着剤がはみ出すので、はみ出た分をティッシュで拭き取ります。

丸一日放置した後に恐る恐る確認するとしっかりと接着されていました。



上でたったの25mmと書きましたが、ガイド間の距離で比較すると50mmと75mmだと50%もの差になるのでそりゃ調子も変わりますよね(^^;


簡単な作業ですが自分で補修したことでさらに愛着が増したので、これからも大事に使っていきます。

マイクロショットはもう廃盤になっていますが、同じプロックスからKガイドを搭載した「根魚小僧エアーK.」という後継モデルが販売されています。
ネーミングは相変わらずふざけていますが、ティップ径0.65mmとマイクロショットと同じスペックです。

根魚小僧エアーK.の方がスケルトンシートで格好いいんですが、ガイドがティップのみSicなのが、ちょっと気になります



関連記事