中古ロッドを買ったらやること まとめ

ueda

2015年03月19日 12:00

久しぶりにロッドを購入しました。





入手したのはパースム クワトロです。





クワトロ バスライン QBGC-664 です。

「これに使いたい」という目的があって購入したわけではなくて、「たまたま見つけて欲しくなったから」というよくある動機です。

パームスの664は6'6"のミディアムパワーという使い勝手の良いロッドです。
同じパームスの2ピースモデルであるフレイムでも同じ品番のロッド FDGC-664を使っています。

パームスの全盛期だった2000年くらいにはロングロッドという扱いでしたが、現在のバスロッドは7ftくらいが主流になっているので、今だと短いと感じられる人も多いかもしれません。
(パームスを販売しているアングラーズリパブリックは2006年に資本がゴロッと変わっています。名前が同じなだけで別のブランドだと僕は思っています。)


このクワトロ(2代目)が発売されたのはもう10年も前なので、今回入手したものも当然中古品です。

中古のロッドを買った際に僕が実施している確認事項やメンテナンス方法をまとめます。


不具合がないかの確認

ブランクやガイドの傷はもちろん、ガイドのスレッドやロッドの継ぎ目からキシミ音がしないかを確認します。







しっかりとロッドを継いで、振ってみて「カチカチ」言わないかをチェックします。

このクワトロは微妙にキシミ音がしてしまいました

同じクワトロシリーズの別のロッドでブランクの内部のカーボンが剥離して「カチカチ」という音が発生したことがあったので、「またアレか…」とめっちゃ凹みましたが、これは後ほど紹介するフェルールワックスを流布することで音がしなくなりました

ガイドはリングの欠けやスレッドのコーティングのひび割れ等もなく良好な状態でした。


フェルールワックスの塗布

2ピースやパックロッドに限っての話ですが、継ぎ目には必ずフェルールワックス(ロウソクのろう)を塗っています。







フェルールワックスを塗ることで不意にロッドがすっぽ抜けることを防ぐことができますし、また固着防止にもなります。
ワックスの層を作る(=厚くする)ことで余計に固着しちゃうんじゃないかと思う方もいるかもしれませんが、そんなことはありませんのでご安心ください(^^)

またフェルールワックスを塗ったら8割くらい締め込んだ状態で継ぎ目を回転させて、ワックスを満遍なく行き渡らせることをお勧めします。
この方法でこのクワトロのカチカチ音は消えました(^^)v
公正シールの除去

どのロッドにも貼ってあるこのシールを剥がしちゃいます。

ブランクに色が載っているロッドの場合は(原色系だと特に)どうしても日焼けによる退色が発生してしまいます。
その際に差がでないように僕は剥がして使っています。







爪でゴリゴリと削り取って、ここまで剥がれたら激落ちくんを使って糊のカスを落とします。


ブランクスのコーティング

最後にロッド全体を激落ちくんでクリーニングします。
このときにブランクガイドやコルクグリップも一緒に綺麗にします。

激落ちくんだけで余計な汚れが落ちてかなり綺麗になります。
ただ、ブランクの塗装面は裸の状態なので乾かした後にブランクをコーティングします。





僕はパームスのロッドC.C.Cを使っていますが、有名なボナンザでもよいと思います。

コーティングすることでロッドの発色がよくなりますし、ブランクにコート層ができるので、傷なども付きにくくなります。
さらに撥水効果もあるのでラインがブランクにベチャッと張り付くこともなくなり、ロッドさばきにストレスがなくなりますし、多少は飛距離アップの効果もあるかと思います。


以上が中古ロッドを購入した際に僕が実施することです。

ちなみに釣りから帰った後のメンテナンスは、「水洗い→拭き取り→陰干し→コーティング」を毎回必ず実施しています。




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