●グリップ
見た目は悪いですけど、使い勝手は及第点です
鱒レンZのグリップは他のどのロッドのグリップにも似ていません。
・コストが高いのか安いのかわからないウッド削りだしのリールシート
・なんの意図でこの短さにしたのか未だに理解できない、リールシート後部のグリップ長
家で握ってしいるときには、このやたら短いグリップが不満でしたが、何回か使ってみるとそんなに気にならなくなってきました。
人差し指をトリガーに掛けると、僕の大きくない手でも
小指がグリップからこぼれます。
でも握る際に力を入れるのは親指、人差し指、中指くらいなので、実際のキャスト性能には影響がないんでしょうね。
フルキャストする際には問題になるのかもしれませんが、このロッドでそんな使い方はしませんので、問題ないです。
●ブランク
ソリッドの楽しさを充分体感できるブランクです
おなじみの1,000円で販売されている鱒レンジャーやグレート鱒レンジャーはグラスソリッドですが、この鱒レンジャーZシリーズは
カーボンソリッドです。
グラスソリッドのような「ベナンベナン」ではないですが、高弾性カーボンの「キンキン」な感じでもありません。
実売価格4,500~5,000円の安物ロッドですが、ルアー操作やフッキングしてからのやり取りではソリッドの楽しさを味わうことができます。
■魚は20cm後半ですが(笑)
とはいってもいいことだけではなくて、バックキャスト時にかなりブランクが曲がるので、フローターでダウンショットを使っているときには水面を叩くことが多々ありました。
水面が近いフローターならではのトラブルだとは認識していますが、おかっぱりでも背後の障害物に当たったり、もしかしたら自分を釣ってしまう可能性も否めません。
そこだけ気をつければ魚とのやり取りを楽しめると思います。
●ガイド
Fuji製のガイドではありませんが、普通に使えるガイドです
フレームを見る限り、
Fuji製ではないと思います。
しかし
リングはSicっぽいです。(あくまで僕の見た目での判断ですが)
[11/26追記:BASS-STOPさんに確認してもらったところ、リングはSicでした!]
バット側はどんなガイドでもそんなに気になりません。
しかし、ティップ側の小さくて直角に立っているガイドは気になっていました。
・ガイド径が小さいのでラインシステムのすり抜けは大丈夫か?
・ガイドが直角に立っているので、PEラインの絡みが心配
ラインシステムはノーネームノットを使っていますが、すり抜けは問題ありませんでした。
また、ノーネームノットよりも簡単だけどコブの大きいサージェンスノットを試してみましたが、こちらでも特に問題ありませんでした。
ただ
ラインの絡みは気になりました。
キャストして、風でラインがガイドに絡んで、ほどいている間に魚がヒットして、2番ガイドが抜けそうに・・・(汗)
ということが2回ありました。
PEラインだから特に・・・という理由が大きいとは思いますが、ちょっと怖いです。
ということで、手で斜めに曲げておきました(笑)
こういうことができるのも安物ロッドの強みですね
またネットの画像を見ただけの判断ですが、08年モデルはグリップの意匠が少々変更されているようです。
僕の鱒レンZは07年モデルみたいです
リールシートの前の部分(フードの部分)が短くなって、その分リールシートの後ろのグリップが長くなっているようです。
リールも専用のものを使えば、管釣り用の1.0gのスプーンも投げることができます。
管釣りベイトをやってみたいけど、カーディフやプレッソの専用モデルを買うのはリスクが高すぎる・・・という人や、気軽にカスタムできるちょっと変わったロッドが欲しいという特殊な方にはオススメなロッドです。
5,000円で買えるロッド群ではキラリと光る性能の持ち主だと思います
この記事を一時保存する際に、追記部分だけまるっと消えてしまいました。
いつもは「実際の表示をプレビュー 」で保存しつつ、『確認』ボタンを押すのですが、今日は気を抜いてしまっておりました(涙)
ブラウザのせいなのか、システムのせいなのか・・・。
そして、コメントとトラックバックも受け付けない設定になっていました。
なにもいじっていないのに・・・