ナチュログ管理画面 バスフィッシング バスフィッシング 東海 アウトドア&フィッシングナチュラムアウトドア用品お買い得情報

2015年04月17日

ベイトリールの右ハンドルと左ハンドルに対する考察

ゴッキーさんの記事にインスパイアされたので、僕も同じテーマでブログをアップします。

関連記事:ベイトリール右と左ハンドル


僕は右利きで、ベイトリールは右巻きを、スピニングリールは左巻きを使います。

ベイトリールでは一時期左巻きも使っていたこともあり、ベイトもスピニングも左右どちらでも不自由なく使うことができます。

また僕がバス釣りを始めた中学生時代(1989.04-1992.03)のフラッグシップは、ダイワがジウジアーロがデザインしたTD-1Hi。
シマノが赤メタこと92メタニウムXTです。

これらは右巻きしかラインナップされていませんでした。

赤メタの発売から前後して、下位機種としてスコーピオン1500/1501が発売されました。
このスコーピオン1501が国産初の本格的なレフトハンドモデルだったと記憶しています。

ダイワにもPS-2L 5Bという5BB仕様のレフトハンドモデルがありましたが、これは2BB仕様のPS-2L 2Bという7~8,000円のモデルにベアリングを3つ追加し、カラーリングを黒金にして高級っぽさを出しただけのTD-1Hiとは一線を画すモデルでした。
(当時ダイワのスポンサードを受けていた下野さんがこのリールを使っていた記憶があります)


ちなみにバスを始めた当初はスピニングも右巻きでしたが、本気でやり始めた高校時代からは左ハンドルに変えました。

それがこの本の影響です。


ベイトリールの右ハンドルと左ハンドルに対する考察
▲若い!


「間違いだらけのバッシング」 村田 基 著

「村田基が若い!」とか、「"バッシング"って昔は言ってたな」とか、色々とツッコミどころがありますが、今読んでもなかなか勉強になる本です。


ベイトリールの右ハンドルと左ハンドルに対する考察
▲28年前の本です


僕が持っているのは改訂版ですが、初版は1987年なので28年も前の本です。
奥付(おくづけ。巻末の著者のプロフィールとかの部分)によると著者(村田基)は昭和33年(1958年)生まれなので、この写真は20代後半だと思われます。

今の僕よりも10歳も若いのか…っていうか、村田基の年齢ってもう57歳なのか(^^;


コアなファンはご存知だと思いますが、村田さんはベイトリールは右巻き原理主義者です。


ベイトリールの右ハンドルと左ハンドルに対する考察
▲紙が黄ばんでいます(^^;


"ベイトリールは左ハンドルがいいのウソ"という刺激的なタイトルが書かれています。


ベイトリールの右ハンドルと左ハンドルに対する考察
▲右ハンドルの方がスピーディ!!


タイトルが刺激的な割りには"リールを持ちかえるスピードは左ハンドルよりも右ハンドルの方が速い"というだけの理由です(^^;


ただ彼の主張には下記の2つの前提条件が隠れています。
(余談ですが、"隠れた前提条件"があると議論がかみ合わなくなる可能性が高まります…仕事でもプライベートでも)

・キャスト時はワンフィンガー
・リーリング時はツーフィンガー or スリーフィンガー(ようは持ちかえが前提)

なので、キャスト時もリーリング時も指の掛け方が同じ人(グリップを持ちかえない人)には当てはまりません。
(持ちかえない場合は左ハンドルは0アクションなので)

例えばマシンガンキャストでおなじみの並木さんはキャスト時もリーリング時もスリーフィンガーです。


さらに、リールの持ちかえにわずらわしさを感じない方も対象外です(^^;

また、どっちの手の方がリールが巻きやすいというよりも、どっちの方がロッドワークをしやすいかでハンドルを決めている人も多いと思います。


僕はトップウォーターのドッグウォークのようなキビキビとしたアクションは左手の方がつけやすいですし、ワームのズル引きは右手の方がつけやすいです。


ただ、左手だとリールを巻く力が利き手の右手よりも劣ります。
巻く力が劣るとデカい魚が掛かった時にロッドワークに頼ってしまいがちです。
ロッドワークに頼るとラインテンションが抜けるシーンが増える可能性が高まります。
ラインテンションが抜けると魚がバレる可能性が高まります。

僕はなるべくロッドを曲げ続けたいので、ゴリ巻きができる右巻きのリールを使っています。
*これは奥村部長の受け売りです


それにリーリング時にワンフィンガーだと、僕の場合はタックルの重心が手よりも前にいってしまってタックルバランスがうまく取れません。
またアワセを入れる際に力が入らないので、右ハンドルだろうが、左ハンドルだろうがスリーフィンガーでリールをパーミングした状態でリトリーブします。

過去に左ハンドルのピクシーでキャストもリトリーブもワンフィンガー作戦を実行してみましたが、なじめなかったので左右を入れかえました。

関連記事:右巻きへの回帰


また、スピニングの場合はキャスト時もリーリング時も指の掛け方は同じですし、ベイトタックルに比べるとロッドパワーも弱く、ラインが細いためこの限りではありません。
*これは「まちがいだらけのバッシング」に書かれています


色々と書きましたが、結論はゴッキーさんと同じです。
「結局どっちでもいい」です。笑




タグ :村田基




にほんブログ村 釣りブログへ
このブログの人気記事
フェザージグの世界に衝撃を受けた
フェザージグの世界に衝撃を受けた

スモールマウスバスを釣りに行ったらイノシシに遭遇した
スモールマウスバスを釣りに行ったらイノシシに遭遇した

タックルベリー本社に行ってきた
タックルベリー本社に行ってきた

やっとリコールの予約ができた
やっとリコールの予約ができた

グローブライド本社に行ってきた
グローブライド本社に行ってきた

同じカテゴリー(ベイトリール)の記事
新型TATULA100が発表
新型TATULA100が発表(2018-07-12 06:00)


この記事へのコメント
こんばんわ、魅力的なお題に超リアクションバイトです。(笑)

私的には、
●(好きな)リールに左しかなかった:33/44/66~408~
●右しかなかった:BM2/BB1L・・・
といった時代から
●合わせ重視/リトリーブ重視
●アクションをロッドでつけるかリトリーブでつけるか
といった、皆さんと同じような一般的な時代の流れを経験し、使い分けてきましたね。

ということで、今は基本気分で使い分けてます。(笑)

ただ、過去に一度だけ(3シーズンだけ、必要に迫られ)使い分けていたことがありましたね。

約10年前、鬼○川で本流ヤマメを狙い9フィートのベイトロッド(Wハンドル)にナイロン8~12lbs、ヘビーウェイトシンキングミノー/メタルバイブを急流+深い流れに乗せていた時、4600RD/4601DDLに同じラインを巻き、左岸に立つのか右岸に立つのか、で使い分けてました。(ロッド1本+2リール。釣り場で取り付け)理由は、3時~6時+17時~20時毎日水に浸かっていたので腕にかかる負担が半端でなかったため、グリップエンドを自然に腕に引っ掛けて、空いた方でリール巻くようにしてました。右岸なら水は左から右へ、右手でロッドを持つとグリップエンドは右肘で楽チン→左手が空いたので左ハンドル(笑)左岸なら右ハンドル(笑)ただ、非力な年寄りだっただけですが。(泣)

すみません、またまた長文失礼しました。
Posted by kawashimogawaspecial at 2015年04月21日 23:25
>kawashimogawaspecialさん

お久しぶりです!
リアクションバイトありがとうございます(^^)

ハンドルが右/左しかなかった…というのは釣り歴25年オーバーの釣り人限定のあるあるかもしれませんね。

そして、結局は気分で使い分けるという…笑

9ftのロッドを一日振り回すとなると身体への負担もかなりのものになりそうですね。
僕も高知で9ftのサーフスターを使ったら非力ゆえにロッドに振り回されることになりました(^^;

しかしヤマメ釣りでメタルバイブというのが斬新です!!

またのお越しをお待ちしております(^^)
Posted by uedaueda at 2015年04月22日 11:47
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。