MIDNIGHT EXPRESS

先日今シーズン初のブラックバス釣りに行きました。
狙うのはスモールマウスバス。

スモールマウスバスとの相性はよく、この釣りの師匠の川虎さんのおかげもあって、過去2回はよい釣りができています。

関連記事：
★［川バス］11/2・初めてのスモールマウスバス
［川バス］6/22・雨の中のスモールマウスバス釣り


釣行当日は雨上がりの強風となかなかのシビアコンディションが予想されました。
しかしながら、その日しか都合が付かない、川虎さんにこの時期のスモールの釣り方を教えてもらった、管釣り以外では今シーズン初の釣り、7年振りのスモールの釣りとテンションが上がる要素もたくさんあります。


夜のうちに現地入りして、駐車スペースで仮眠。
夜中でも強風で木々が揺れていましたが、ボートでなくておかっぱり釣りなので何とかなるだろうと楽観的に準備します。

ちょうど田植えの時期なのでそれらの邪魔にならない場所にクルマを停めて、水際に降りられる場所を求めて歩きます。

獣除けの柵沿いが開けていたので、そこから水辺へ。

川は雨の影響なのかかなりの濁り。



しかし周囲が山のため、風の影響はそんなにありません。

岩で転ばないようにフェルトソールのブーツを履いてきたのですが、ここは砂や土が堆積するポイントでした。

気になるのは土に残る大量の野生動物の足跡。



「これはきっと大きなイタチやテンである」と自分に言い聞かせますが、どう見てもイノシシです。本当にありがとうございました。



増水の影響もあり、川は力強い流れ。
魚が身を潜めるであろう反転流を狙って数投しましたが、どうも背後の気配が気になって仕方がありません。


もうちょっと上流に行けば水際まで岩なので、そちらだと動物も来なさそうです。
ただ藪がスゴいので、一度道に戻る必要があります。

「釣れる釣れないは別にして、精神的な安全性が担保されていない場所だと釣りに集中できないな。イノシシに遭遇しなくてよかったな」と思いながら先ほどの柵沿いを歩いていると、藪をかき分ける「サササッ。サササッ」って音と気配。
しかもこちらに向かっているように聞こえます。

とてもじゃないけど後ろを振り返る勇気もなく、狭い獣道を7'11"のロングロッド片手にクルマまで全力疾走しました。

クルマまではほんの十数秒の距離でしたが、本当に無事でよかったです。
単独釣行でイノシシに襲われたら助けも呼べないかもしれないですし…。

無事にクルマにたどり着いて最初に頭に浮かんだのは名将イビチャ・オシムの語録「ライオンに追われた野ウサギが逃げ出す時に、肉離れをしますか？」でした。笑

普段は運動不足が否めませんが、こういう時に怪我をしないように人間の身体はできているのでしょうか。
*ちなみにオシム語録は「怪我をするということは準備が不足しているということである」という意味です。念のため。


クルマでお茶を口にし、心身ともに落ち着けます。
そして携帯の電波の入りを確認した後、先ほどの何倍も周囲の気配を気にしながら上流のポイントに入りました。

こちらではイノシシに遭遇する心配はありませんでしたが、魚の反応は得られず。

30分ほどで切り上げて別のポイントへ。

次はもう少し開けた場所だったこともあり、風の影響を強く受ける感じでした。

ここでは釣りをせずに早々に撤退を決めます。



川の濁りも雨だけのものではなく田んぼの代掻きの影響を受けていそうとのこと。
そうなると短時間での回復は見込めそうにないですし。


この時点でまだ朝の6時台。
名物料理を食べたかったのですが開店までまだ5時間くらいあったので、一般道でのんびりと帰ることに。

で、帰りに民度の低いおばさんが運転する軽自動車に追突されました。笑

関連記事 : 民度の低いクルマに追突された(midnight-express.jp)