2015年11月05日
琵琶湖の湖底遺跡で建物跡が発見
琵琶湖ネタでとても気になるニュースがありました。
琵琶湖湖底に江戸期建物跡 水中遺跡で初、地震で水没か(47NEWS)
長浜城の100m沖にある湖底遺跡から、立ったままの柱8本や石積みが見つかったと滋賀県立大の琵琶湖水中考古学研究会が発表しました。
記事によると1819年の文政近江地震により液状化現象が起こり、地滑りで湖底に沈んだのではないかとありました。
▲奥にはブラックバスの姿も(^^;
琵琶湖には地滑りで湖底に沈んでしまった遺跡が12箇所あります。
単なる遺跡ではなく井戸の跡など集落の形跡が残っているため、その多くが街ごと湖底に沈んだといわれています。
今回の遺跡の近くにも下坂浜千軒(長浜市)と尚江千軒(米原市)が存在します。
全てが1819年の文政近江地震の影響というわけではなくて、長浜の下坂浜千軒遺跡は1586年の天正の大地震で、米原の尚江千軒は1325年と今回と同じ1819年の地震の2回も地滑りが発生してしまっているようです。
琵琶湖湖底に江戸期建物跡 水中遺跡で初、地震で水没か(47NEWS)
長浜城の100m沖にある湖底遺跡から、立ったままの柱8本や石積みが見つかったと滋賀県立大の琵琶湖水中考古学研究会が発表しました。
記事によると1819年の文政近江地震により液状化現象が起こり、地滑りで湖底に沈んだのではないかとありました。
▲奥にはブラックバスの姿も(^^;
琵琶湖には地滑りで湖底に沈んでしまった遺跡が12箇所あります。
単なる遺跡ではなく井戸の跡など集落の形跡が残っているため、その多くが街ごと湖底に沈んだといわれています。
今回の遺跡の近くにも下坂浜千軒(長浜市)と尚江千軒(米原市)が存在します。
全てが1819年の文政近江地震の影響というわけではなくて、長浜の下坂浜千軒遺跡は1586年の天正の大地震で、米原の尚江千軒は1325年と今回と同じ1819年の地震の2回も地滑りが発生してしまっているようです。
今回の長浜城の沖の湖底遺跡は湖岸から約100m沖の水深2mの地点で見つかっていますが、下坂浜千軒遺跡は沖合600mで、尚江千軒は沖合約250m、水深4mの湖底に存在するようです。
過去には地震による津波も発生していますし、琵琶湖のスケールの大きさを改めて感じさせられました。
関連記事:
琵琶湖で津波の可能性
日本最古の埋め立て港は琵琶湖の塩津港だった
面白そうなので、この本を注文してみました(^^)
過去には地震による津波も発生していますし、琵琶湖のスケールの大きさを改めて感じさせられました。
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面白そうなので、この本を注文してみました(^^)
タグ :琵琶湖
Posted by ueda at 07:00│Comments(0)
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