MIDNIGHT EXPRESS

昨日まで中国の広州に出張していました。
中国には上海にプライベートで2回行ったことがありますが、仕事で行くのは初めてです。

今回の出張は以前に韓国でやっていた仕事の口コミで、中国のディストリビューターが声を掛けてくれました。

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海外の仕事はこちらから売り込みをかけることが多いのですが、今回は逆なのでホテルや移動のクルマまで手配してもらいました。


日本からの同行者は2人。
そのうちの一人は中国でのビジネスの経験もあり中国語も話せるため、安心しきって準備も疎かになってました。

さすがに仕事の準備は大丈夫でしたが、ホテルの予約表と保険証券の出力を忘れたことに空港で気づくという…('A`)



空港ではパスポートと財布の次に重要な現地で使えるモバイルルーターを受け取ります。
ただ中国は通常のモバイルネットワークやWi-Fiでは国によるグレートファイアウォールが掛かっているため、Google、LINE、facebookやTwitterを使用することができません。

グレートファイアウォールの検索対象は下記の通り。
・検索エンジンの検索ワード（政府や政治家への批判など）
・電子メールの送受信
・インスタントメッセンジャーの通信
・ウェブサイト・ブログ
・ソーシャル・ネットワーキング・サービス
・電子掲示板
・インターネットユーザー
・反中反共の活動家
・その他中国政府にや政治家に不都合な情報や批判など

もうネットの全ては政府に見られているって感じですね

このグレートファイアフォールを回避するためにはVPN(Vurtual Private Network)というフィルターをかます必要があります。
レンタルするモバイルルーターもVPN接続仕様だといい値段するんですよね〜
(まぁ今回は経費なので懐は痛みませんが…)

韓国だと3日間で3,000円もしませんでしたが、中国のVPN仕様は5,000円近くしました。


ちなみに同行者は海外経験でのビジネス経験が長く、2人ともステータスを持っていたので、僕もゲスト扱いでビジネスクラス用のカウンターでチェックイン！



そしてスターアライアンスのラウンジにも連れていってもらいました。



セントレアのスターアライアンスラウンジと違って料理や飲み物の種類も多くて、待ち時間の気にならない快適な空間でした(^^)

羽田から中国の広州までのフライトは5時間弱。



ANAなのでLCCと違って映画は観れるし食事は美味しいし…とファシリティは文句なしだったのですが、乗客の8割を占める中国人の騒がしさとシートの前後もお構いなくしべったり水筒を回したりする周囲への配慮のなさにどっと疲れました。
中国人から見ると普通なんでしょうけど、日本人視点だとイライラしっぱなしです。
特に僕はそういうのが気になる方なので…。

もちろん(日本人から見て)マナーの良い人もたくさんいましたが、まぁ郷に入っては郷に従えということで、気にしないことに注力しました。
これが中国南方航空とかの中国ローカルのキャリアだともっとスゴいらしいので…乗る日が来ないことを願います。

空港にはお迎えのクルマが来てくれていて快適に移動。
ホテルは「いつものところが満室で取れなくて1グレード下になっちゃいました」と聞いていましたが、十分すぎるくらい豪華なホテルでした。






ちなみにいつものところはここらしいのですが、一体いくらするのかと…。



初日は軽く打ち合わせをして、夜は営業と2人で近くの食堂で食べました。






広東料理ではなくて香港式(多分)の料理でしたが、「食は広州にあり！」といわれるようにどれも美味しかったです。

2日目はちゃんと仕事して、夜は会食。
晩御飯はおかゆ鍋と白酒(バイジュ)を飲ませてもらいました。




白酒は52度もある中国の焼酎で、これをショットグラスに入れてみんなで一気飲みをするという非常にリスクの高いお酒です。

ちなみに香りは接着剤のセメダインです。笑

僕はお酒に強くないことを必死に伝えてなんとか5杯目で許してもらえましたが、営業はガブガブ飲んでクライアントが大喜びでした。

事あるごとに焼酎をストレートで一気飲みさせられた韓国の悪夢が蘇ります…

長かった一次会も23時には解散になり、ホテルでは電気を点けたまま就寝


最終日となる3日目は4:30に起きて、早朝の空港へ。



帰りもラウンジでのご飯に期待して、朝食を食べずに空港に向かったのですが、中国白雲国際空港のプレミアムラウンジの食事はイマイチ…

あとは免税店をプラプラしながら搭乗待ち。
中国の免税店はタバコがスゴく安くて、1カートンで2,250円でした。

逆に食品のお土産が全然なくて、謎のチョコか誰も喜ばない月餅くらいしかない状況。
今回食べ物系は一切買いませんでした。



帰りは偏西風の影響で4時間弱と1時間近く早く着きました。



隣席の中国人もマナーの良い人が多く、気流の関係で揺れた以外は快適なフライトでした。

しかし海外出張はもとより、海外に行くのも2年ぶりだったこともあって思っていたよりも緊張していたようで、成田に着いた時の安堵感は想像以上でした。


ちなみに帰りは羽田でなくて成田便。



2週間前の手配で航空券代にこれだけの差があったので…。

21万円：往復ともにANAで羽田(HND)↔︎広州(CAN)
14万円：往路が羽田→広州、復路が広州→成田(NRT) *両便ともにANA
7万円：往復ともに中国南方航空で羽田(HND)↔︎広州(CAN)

自分のお金ではないにしても羽田か成田に着くのかの違いで7万円も差があるならまぁ成田着を選びますよね。
といってももう7万円安くても中国系のキャリアは嫌です…。

成田空港からはN'EXこと成田エクスプレスに乗車。



プライベートでLCCに乗るときは東京駅からの1,000円バスだ総武線のエアポート快速だと安く済ませることに知恵を絞りますが、仕事の時は高くて快適な成田エクスプレス一択です。笑

全ての席にコンセントがありますし、テーブルも大きいので快適に溜まったメールを処理することができました。

この中国でのビジネスに僕が携わるかどうかはまだわかりませんが、広州は想像以上に大きくて綺麗な都市だったので、ぜひまた行きたいな〜と思います。