2012年12月08日
パックロッドの記憶
ブログのカテゴリでも独立しているように僕はパックロッドが大好きです。
パックロッドをお持ちの方はコンパクトに収納できるという特徴をいかして電車やバスなどの公共交通機関で釣りに行く、もしくは旅行や出張先で釣りをしたいという理由でパックロッドを選ばれている方が多いと思います。
確かに僕もそういった一面もありますが、僕は"いざというときにコンパクトに収納できるという機能"に魅力を感じます。
普段は他のロッドと同じように釣りに使えるのに、いざというときにはコンパクトにバッグに収納できるという点にとても興奮します。
といいつつ釣りにはクルマで行くことがほとんどなんですけどね(^^;
その中でもパックロッドの利点をいかした遠征先での印象的な釣りもいくつかあります。
今日はその中でも僕のパックロッド好きを決定付けた釣行を思い返してみます。
時は日韓ワールドカップの開催を翌年に控えた2001年。
『鉄道の日記念きっぷ』を使った記憶があるので10月の話だったと思います。
そのとき僕は大阪府高槻市に住み、京都市内で働いていました。
今いる名古屋から大阪までは150km強ですが、大阪を起点に考えると中国・四国地方やはたまた九州までが近くなったような気がしました。
また僕は大学まで名古屋で過ごしていることもあって、当時関西には会社関係+αの友人しかいません。
そういった背景もあって、一人旅によく出ていました。
といってもお金もあまりなかったので、『青春18きっぷ』を活用した貧乏旅ばかりでした。
18きっぷが発売されるのは春(3/1ー4/10)、夏(7/20ー9/20)、冬(12/10ー1/10)の年3回。
その間を埋めるように秋に『鉄道の日記念きっぷ』が販売されていて、それを利用しての旅でした。
行き先は岡山県の瀬戸内海に浮かぶ真鍋島。
この島を知ったのは「Rod&Reel」の釣行記。
釣り業界のパックロッダーの第一人者であるトキシンこと時川真一さんのイラストルポを読み、「いつか行きたいな~」と思っていました。
離島に渡るというのも魅力でしたが、若くして亡くなられてしまった夏目雅子さんが主演された「瀬戸内少年野球団」のロケ地として使われた小中学校がひとつなった木造校舎の学校に惹かれたというのが一番の理由です。
それとトキシンさんの楽しそうなイラスト(特にアナハゼ!)が大きな後押ししてくれたのはもちろんです。
高槻から真鍋島へのアクセス港となる笠岡までは約250km。
普通列車を使っての日帰り旅行のギリギリラインです。
西に向かう際によく使っていた6時くらいの快速に乗ってまずは姫路へ。
姫路までは約2時間。
姫路駅で朝食代わりにかん水を使用した特徴的なえきそばを食べて、一路岡山、笠岡へ。
笠岡はカブトガニで有名らしく、ぜひ本物を持ち上げて裏側を見てみたかったのですが、船の時間がギリギリだったので、泣く泣く港へ。
往復券を買って40人乗りくらいの中型船に乗り込みます。
景色が見たいというだけでミヨシに座りましたが、瀬戸内海でも激しく揺れて早々に前方のガラスが濡れて全然景色が見えなかった記憶があります。
途中に別の島に寄港して、1時間弱で真鍋島に到着。
港には島の方が船を待っていて、大きな荷物を受け取っていました。
こういった光景はどの島でもよく見ますので、船が重要な交通インフラになっているんだなと実感します。
パックロッドをお持ちの方はコンパクトに収納できるという特徴をいかして電車やバスなどの公共交通機関で釣りに行く、もしくは旅行や出張先で釣りをしたいという理由でパックロッドを選ばれている方が多いと思います。
確かに僕もそういった一面もありますが、僕は"いざというときにコンパクトに収納できるという機能"に魅力を感じます。
普段は他のロッドと同じように釣りに使えるのに、いざというときにはコンパクトにバッグに収納できるという点にとても興奮します。
といいつつ釣りにはクルマで行くことがほとんどなんですけどね(^^;
その中でもパックロッドの利点をいかした遠征先での印象的な釣りもいくつかあります。
今日はその中でも僕のパックロッド好きを決定付けた釣行を思い返してみます。
時は日韓ワールドカップの開催を翌年に控えた2001年。
『鉄道の日記念きっぷ』を使った記憶があるので10月の話だったと思います。
そのとき僕は大阪府高槻市に住み、京都市内で働いていました。
今いる名古屋から大阪までは150km強ですが、大阪を起点に考えると中国・四国地方やはたまた九州までが近くなったような気がしました。
また僕は大学まで名古屋で過ごしていることもあって、当時関西には会社関係+αの友人しかいません。
そういった背景もあって、一人旅によく出ていました。
といってもお金もあまりなかったので、『青春18きっぷ』を活用した貧乏旅ばかりでした。
18きっぷが発売されるのは春(3/1ー4/10)、夏(7/20ー9/20)、冬(12/10ー1/10)の年3回。
その間を埋めるように秋に『鉄道の日記念きっぷ』が販売されていて、それを利用しての旅でした。
行き先は岡山県の瀬戸内海に浮かぶ真鍋島。
この島を知ったのは「Rod&Reel」の釣行記。
釣り業界のパックロッダーの第一人者であるトキシンこと時川真一さんのイラストルポを読み、「いつか行きたいな~」と思っていました。
離島に渡るというのも魅力でしたが、若くして亡くなられてしまった夏目雅子さんが主演された「瀬戸内少年野球団」のロケ地として使われた小中学校がひとつなった木造校舎の学校に惹かれたというのが一番の理由です。
それとトキシンさんの楽しそうなイラスト(特にアナハゼ!)が大きな後押ししてくれたのはもちろんです。
高槻から真鍋島へのアクセス港となる笠岡までは約250km。
普通列車を使っての日帰り旅行のギリギリラインです。
西に向かう際によく使っていた6時くらいの快速に乗ってまずは姫路へ。
姫路までは約2時間。
姫路駅で朝食代わりにかん水を使用した特徴的なえきそばを食べて、一路岡山、笠岡へ。
笠岡はカブトガニで有名らしく、ぜひ本物を持ち上げて裏側を見てみたかったのですが、船の時間がギリギリだったので、泣く泣く港へ。
往復券を買って40人乗りくらいの中型船に乗り込みます。
景色が見たいというだけでミヨシに座りましたが、瀬戸内海でも激しく揺れて早々に前方のガラスが濡れて全然景色が見えなかった記憶があります。
途中に別の島に寄港して、1時間弱で真鍋島に到着。
港には島の方が船を待っていて、大きな荷物を受け取っていました。
こういった光景はどの島でもよく見ますので、船が重要な交通インフラになっているんだなと実感します。
島ではまず港の様子をチェック。
水がスゴくキレイで底まで丸見えだったこと、岸壁沿いに木っ端グレやオコゼが群れていたのが印象的でした。
これもどこの島でも見掛けますが、港で走っている軽トラにナンバーがなかったり、原付もノーヘルだったりと「ここは治外法権!?」とツッコミたくなる光景もお約束ですね。
港をチェックしたあとは釣り…ではなくて、島内を散歩します。
釣りに来ているのに「釣りなんていつでもできる」って気分になっちゃうんですよね。
海岸沿いを歩いて、島内最高点の山に登ると瀬戸内海が一望できます。
真鍋島は瀬戸内海の真ん中にあるため、本州も四国もどっちも見えたのが印象的です。
それ以上に印象的だったのが、頂上への上り下りの両方でヤマカガシに遭遇したこと…。
歩いていたらいきなり横から出てきたので、めちゃくちゃビックリしました。
山から下りてきてようやく釣り開始。
ロッドはクワトロ QGS-601
リールは多分98 バイオマスター2000 だったように思います。
ラパラのCD-5やジグヘッドを中心に1時間ほど投げ倒しましたが、No Bite, No Fishで終了。
帰りの船まではまだまだ時間があったのですが、先述の木造の学校が見たかったんですよね~



この時はまだデジカメを持っていなかったので、フィルムカメラで撮影していました。
懐かしいですね。
今ではデジカメもほぼ持ち歩かずにiPhoneで撮ることがほとんどです。
11年という月日の流れは恐ろしいですねぇ。
学校やその周辺に1時間くらい滞在して、帰りの船で再び笠岡港へ。
笠岡から岡山行きの電車に乗り、18きっぷの特性をいかして岡山駅で途中下車。
岡山在住の同期とご飯を食べたような記憶があります。
そして、電車の乗換駅である姫路で再び下車。
姫路では確かおでんを食べたような…。
この途中下車をするのには街を歩きたいというのもありますが、始発駅で乗り換えることにより座席(特に窓側)を確保したいというのが一番の理由です。
乗り換え時間が短いのもうれしいのですが、18きっぷのシーズンは普通列車が異常に混んでいてなかなか座れないんですよね。
で、その駅で時間を潰して、乗り継ぎの列車が入線する前にホームに並んでおいて、確実に席を確保します。
早い時間でどんどん乗り継いでいくか、電車を1本送らせて確実に座っていくか。
ケースバイケースですが、電車の本数の多い本線であればたいてい1本送らせますね、僕は。
という釣果どころか、そもそも釣り自体をあまりしていない旅でしたが、今でも強烈に印象に残っています。
離島という日常から外れた環境だったこと、雑誌で見た景色に身を置いたこと、ヘビに出会ったこと(笑)等々、当時の僕の心に響いたんでしょうね。
クワトロを持っていっているように、このタイミングで既にパックロッドは何本か持っていたのですが、この旅をきっかけにして旅行にロッドを持参する機会が増えたように思います。
そういった機会を与えてくれた、トキシンさん、パックロッド、青春18きっぷ(鉄道の日記念きっぷ)、真鍋島に感謝です。
真鍋島以外の旅については機会やリクエストがあったらまた書きますね。
水がスゴくキレイで底まで丸見えだったこと、岸壁沿いに木っ端グレやオコゼが群れていたのが印象的でした。
これもどこの島でも見掛けますが、港で走っている軽トラにナンバーがなかったり、原付もノーヘルだったりと「ここは治外法権!?」とツッコミたくなる光景もお約束ですね。
港をチェックしたあとは釣り…ではなくて、島内を散歩します。
釣りに来ているのに「釣りなんていつでもできる」って気分になっちゃうんですよね。
海岸沿いを歩いて、島内最高点の山に登ると瀬戸内海が一望できます。
真鍋島は瀬戸内海の真ん中にあるため、本州も四国もどっちも見えたのが印象的です。
それ以上に印象的だったのが、頂上への上り下りの両方でヤマカガシに遭遇したこと…。
歩いていたらいきなり横から出てきたので、めちゃくちゃビックリしました。
山から下りてきてようやく釣り開始。
ロッドはクワトロ QGS-601
リールは多分98 バイオマスター2000 だったように思います。
ラパラのCD-5やジグヘッドを中心に1時間ほど投げ倒しましたが、No Bite, No Fishで終了。
帰りの船まではまだまだ時間があったのですが、先述の木造の学校が見たかったんですよね~



この時はまだデジカメを持っていなかったので、フィルムカメラで撮影していました。
懐かしいですね。
今ではデジカメもほぼ持ち歩かずにiPhoneで撮ることがほとんどです。
11年という月日の流れは恐ろしいですねぇ。
学校やその周辺に1時間くらい滞在して、帰りの船で再び笠岡港へ。
笠岡から岡山行きの電車に乗り、18きっぷの特性をいかして岡山駅で途中下車。
岡山在住の同期とご飯を食べたような記憶があります。
そして、電車の乗換駅である姫路で再び下車。
姫路では確かおでんを食べたような…。
この途中下車をするのには街を歩きたいというのもありますが、始発駅で乗り換えることにより座席(特に窓側)を確保したいというのが一番の理由です。
乗り換え時間が短いのもうれしいのですが、18きっぷのシーズンは普通列車が異常に混んでいてなかなか座れないんですよね。
で、その駅で時間を潰して、乗り継ぎの列車が入線する前にホームに並んでおいて、確実に席を確保します。
早い時間でどんどん乗り継いでいくか、電車を1本送らせて確実に座っていくか。
ケースバイケースですが、電車の本数の多い本線であればたいてい1本送らせますね、僕は。
という釣果どころか、そもそも釣り自体をあまりしていない旅でしたが、今でも強烈に印象に残っています。
離島という日常から外れた環境だったこと、雑誌で見た景色に身を置いたこと、ヘビに出会ったこと(笑)等々、当時の僕の心に響いたんでしょうね。
クワトロを持っていっているように、このタイミングで既にパックロッドは何本か持っていたのですが、この旅をきっかけにして旅行にロッドを持参する機会が増えたように思います。
そういった機会を与えてくれた、トキシンさん、パックロッド、青春18きっぷ(鉄道の日記念きっぷ)、真鍋島に感謝です。
真鍋島以外の旅については機会やリクエストがあったらまた書きますね。
Posted by ueda at 12:23│Comments(2)
│記憶・思い出
この記事へのコメント
こんばんは。
岡山の離島でなかなか赴きのある旅をされたようですね~
私は20年以上も岡山在住でありながら、
実はその方面に行ったことがないのです。
なので・・・という訳ではありませんが、
偶然にも渡島計画を立てていたところでした。
車が使えないので、JRとフェリーになります。
ひょっとすると1つ南の島になるかもしれません。
なんとか、このメバルシーズンを利用したいところです。
ヤマカガシの心配はありませんが・・・(笑)
そうそう、パックロッドに関しては今のところ私も1つだけ。
もっぱらチニング用ですが、この春には(必要に迫られて)新調する予定です。
バスロッドですが、メバル用として使うつもりです。
乞うご期待!
岡山の離島でなかなか赴きのある旅をされたようですね~
私は20年以上も岡山在住でありながら、
実はその方面に行ったことがないのです。
なので・・・という訳ではありませんが、
偶然にも渡島計画を立てていたところでした。
車が使えないので、JRとフェリーになります。
ひょっとすると1つ南の島になるかもしれません。
なんとか、このメバルシーズンを利用したいところです。
ヤマカガシの心配はありませんが・・・(笑)
そうそう、パックロッドに関しては今のところ私も1つだけ。
もっぱらチニング用ですが、この春には(必要に迫られて)新調する予定です。
バスロッドですが、メバル用として使うつもりです。
乞うご期待!
Posted by リーダー at 2012年12月09日 23:11
>リーダーさん
こんばんは。
真鍋島はとても印象的でした。
この旅をきっかけにパックロッド好きに加えて、離島好きも決定付けられたような気がします。
離島の独特の空気感もいいですが、何よりも釣れるのがいいですね(笑)
パックロッドも気になりますよ〜
こんばんは。
真鍋島はとても印象的でした。
この旅をきっかけにパックロッド好きに加えて、離島好きも決定付けられたような気がします。
離島の独特の空気感もいいですが、何よりも釣れるのがいいですね(笑)
パックロッドも気になりますよ〜
Posted by ueda at 2012年12月10日 01:27