2014年01月02日
バッカニアのリリーサーを改造する
先月のすそのFP釣行でリリーサーが欲しくなりました。
リリーサーを持っていないわけではないのですが、こんな感じのかなり昔に買ったヤツです。

ロデオクラフト バーブレスフックアウト固定
最近はこのデザインのリリーサーはほとんど見掛けませんね
この日はネットを持っていなかったので、リリーサーを使ってフックを外していました。
しかし、プラグの場合はこの手のリリーサーは使えない(=リリーサーの開口部が小さ過ぎてルアーが通過しない)ため、手やフォーセップで外す場面も多々ありました。
ということで帰りにイシグロに寄り道。
プラグでも使えるロングシャフトでリリーサー部分の開口部が大きい今っぽいデザインのリリーサーを物色します。
一通り管釣りコーナーを見終わった率直な感想は…
リリーサー高っ!!!!
僕の使っている上記のモデルは1,000円前後だったと思います。
しかし今っぽいデザインのモデルはどれも高い。
5,000円、6,000円は当たり前で、トーナメント指向のブランドのものは1万円以上のプライスタグが付いているものもあります。
最も安価な鱒レンジャーのリリーサーでも3,000円もしました。

下野(しもつけ) ズームINマスはずし改
鱒レンジャーのリリーサーはシャフトが伸びます!
なぜ管釣りのリリーサーはこんなにも高いのでしょうか!?
用途はちょっと異なりますが、ルアーフィッシングで使うフィッシュグリップも高額です。
メーカー品(PROX等は除く)で一番安いOG2100でも14,000円もしますし、基本的には2万円くらいがボリュームゾーンでしょう。
しかしこれらはそれなりに複雑な機構を持っていますし、特許や意匠登録も絡んでいます。
それに対して管釣りのリリーサーは基本的には針金曲げただけの製品です。
もちろんグリップのデザインや素材のこだわりはあると思いますが、機能面で最も重要なリリーサー部分にお金や工数が掛かるようには思えません。
もしかしたら特許や実用新案の関係でその使用料が高いのではないかと、特許電子図書館でリリーサー(針外し)関係を検索してみました。
管釣りで使われるリリーサーではIOSファクトリーの岡村さんの特許が公開されていました。
このプレミアムリリーサーのデザインがそれだと思われます。
しかしIOSファクトリー以外の高額なリリーサーもデザイン面ではIOSファクトリーのそれとは差別化されていますので、特許の使用料が上乗せされているとも考えにくいです。
僕の想像に過ぎませんが、メーカーにとってリリーサーは非常にウマ味のある商品なんだろうと思います。
リリーサーを買う際に機能で選ぶ人ももちろんいるとは思います。
ですが、実際はお気に入りのメーカーのリリーサーを買うという選び方が多いのではないでしょうか。
そういう買い方であれば価格が商品の価値(デザインや機能)に見合っているかよりも、お気に入りのブランドであることが大切になります。
僕もそういった買い物をしないわけではありません。
好きなブランドというだけで飛びつくことも多々あります。
しかし、リリーサーを販売しているメーカーにこれといって好きなブランドはありませんので、デザインや機能が価格に見合っているかどうかを判断基準にします。
そいういった視点でリリーサーを見たときに僕は価格並みの価値を感じられませんでした。
ということで、一旦お店を後にし、ネットで安価な製品を探したところ、ナチュラムのプライベートブランドであるバッカニアのリリーサーが見つかりました。

Buccaneer(バッカニア) Buccaneer フックリリーサー
バッカニアのリリーサーはミニとノーマルの2種類ありますが、ノーマルの方です。
しかしこのバッカニアのリリーサーはそのままだと使えません。
正確にいえば使えないことはないですが、ひと手間加えないと非常に使いにくいのです。
なぜか?
リリーサーを持っていないわけではないのですが、こんな感じのかなり昔に買ったヤツです。

ロデオクラフト バーブレスフックアウト固定
最近はこのデザインのリリーサーはほとんど見掛けませんね
この日はネットを持っていなかったので、リリーサーを使ってフックを外していました。
しかし、プラグの場合はこの手のリリーサーは使えない(=リリーサーの開口部が小さ過ぎてルアーが通過しない)ため、手やフォーセップで外す場面も多々ありました。
ということで帰りにイシグロに寄り道。
プラグでも使えるロングシャフトでリリーサー部分の開口部が大きい今っぽいデザインのリリーサーを物色します。
一通り管釣りコーナーを見終わった率直な感想は…
リリーサー高っ!!!!
僕の使っている上記のモデルは1,000円前後だったと思います。
しかし今っぽいデザインのモデルはどれも高い。
5,000円、6,000円は当たり前で、トーナメント指向のブランドのものは1万円以上のプライスタグが付いているものもあります。
最も安価な鱒レンジャーのリリーサーでも3,000円もしました。

下野(しもつけ) ズームINマスはずし改
鱒レンジャーのリリーサーはシャフトが伸びます!
なぜ管釣りのリリーサーはこんなにも高いのでしょうか!?
用途はちょっと異なりますが、ルアーフィッシングで使うフィッシュグリップも高額です。
メーカー品(PROX等は除く)で一番安いOG2100でも14,000円もしますし、基本的には2万円くらいがボリュームゾーンでしょう。
しかしこれらはそれなりに複雑な機構を持っていますし、特許や意匠登録も絡んでいます。
それに対して管釣りのリリーサーは基本的には針金曲げただけの製品です。
もちろんグリップのデザインや素材のこだわりはあると思いますが、機能面で最も重要なリリーサー部分にお金や工数が掛かるようには思えません。
もしかしたら特許や実用新案の関係でその使用料が高いのではないかと、特許電子図書館でリリーサー(針外し)関係を検索してみました。
管釣りで使われるリリーサーではIOSファクトリーの岡村さんの特許が公開されていました。
このプレミアムリリーサーのデザインがそれだと思われます。
しかしIOSファクトリー以外の高額なリリーサーもデザイン面ではIOSファクトリーのそれとは差別化されていますので、特許の使用料が上乗せされているとも考えにくいです。
僕の想像に過ぎませんが、メーカーにとってリリーサーは非常にウマ味のある商品なんだろうと思います。
リリーサーを買う際に機能で選ぶ人ももちろんいるとは思います。
ですが、実際はお気に入りのメーカーのリリーサーを買うという選び方が多いのではないでしょうか。
そういう買い方であれば価格が商品の価値(デザインや機能)に見合っているかよりも、お気に入りのブランドであることが大切になります。
僕もそういった買い物をしないわけではありません。
好きなブランドというだけで飛びつくことも多々あります。
しかし、リリーサーを販売しているメーカーにこれといって好きなブランドはありませんので、デザインや機能が価格に見合っているかどうかを判断基準にします。
そいういった視点でリリーサーを見たときに僕は価格並みの価値を感じられませんでした。
ということで、一旦お店を後にし、ネットで安価な製品を探したところ、ナチュラムのプライベートブランドであるバッカニアのリリーサーが見つかりました。

Buccaneer(バッカニア) Buccaneer フックリリーサー
バッカニアのリリーサーはミニとノーマルの2種類ありますが、ノーマルの方です。
しかしこのバッカニアのリリーサーはそのままだと使えません。
正確にいえば使えないことはないですが、ひと手間加えないと非常に使いにくいのです。
なぜか?
それはリリーサーの部分が回転するからです。
回転機能があるとルアーに対してどの角度でリリーサーを当てても正しい角度に修正できるというメリットもあります。
しかしリリーサーをルアーに当てたあとに鱒がローリングしてルアーがクルクルと回転すると、リリーサーの部分まで追従して回転してしまいラインブレイクやラインのヨレが発生してしまうというデメリットがあります。
なので、リリーサーがフックに当たった後は、リリーサーが回転しないようにグリップの先の部分に指を伸ばしてやる必要があります。
このメリデメを比較すると、メリット<<<<<デメリット だと僕は思います。
このバッカニアのリリーサーのコメント欄を見ると同じように感じられているユーザーさんがたくさんいるようです。
ということで、回転機能を殺して使いやすいリリーサーに改造します。
*ここまでが前振りで、ここからが本題です

▲パッケージから出した状態

▲2種類のシャフト付き
デフォルトの状態だとリリーサーの部分(シルバーのマーキングから先)がクルクルと回ってしまいます。
またシャフトは無駄に2種類付いていまして、イモネジを緩めることで交換することができます。
しかし固定がイモネジだけというのは、現場で抜けてしまわないか少々不安です
僕はスプーンよりもプラグを使うことが多いので、オープンタイプのシャフトを選びました。

▲いざ分解!
写真の左がリリーサー側、右がグリップ側です。
分解したところ無駄に2BB仕様でした。
このベアリングを固定して、回転機能を殺します。

▲バリューローソンの瞬間接着剤

▲ボールベアリングを固定
瞬間接着剤はバリューソーソンの使い切りタイプ2個入り100円を愛用しています。
大容量のタイプを買っても結局固まっちゃって最後まで使い切れないので…
2箇所ともベアリングの受け皿の部分にゼリー状の瞬間接着剤を少量注入して、回転機能を完全に殺しました。

▲完成!
見た目の変化はありませんが、これでリリーサーとしての機能は格段に向上しました。
ブランドロゴにこだわりがなければ、このバッカニアのリリーサー(@2,280)は本当にオススメですよ〜

ベルモント(Belmont) MP-097 ラウンドフックリリーサー
あれ?一緒?
またこの製品はベルモントのフックリリーサー(@5,250)と同一製品だと思われます。
販売チャネルがナチュラムだけとはいえ、同じ製品を半額以下で売られたらベルモントのリリーサーは売れないでしょう。
というか生産数の差はあれど半額以下で売っても利益が出るということは…他のブランドのリリーサーにはどれだけの利益が乗っかっているんでしょうね(^^;
回転機能があるとルアーに対してどの角度でリリーサーを当てても正しい角度に修正できるというメリットもあります。
しかしリリーサーをルアーに当てたあとに鱒がローリングしてルアーがクルクルと回転すると、リリーサーの部分まで追従して回転してしまいラインブレイクやラインのヨレが発生してしまうというデメリットがあります。
なので、リリーサーがフックに当たった後は、リリーサーが回転しないようにグリップの先の部分に指を伸ばしてやる必要があります。
このメリデメを比較すると、メリット<<<<<デメリット だと僕は思います。
このバッカニアのリリーサーのコメント欄を見ると同じように感じられているユーザーさんがたくさんいるようです。
ということで、回転機能を殺して使いやすいリリーサーに改造します。
*ここまでが前振りで、ここからが本題です

▲パッケージから出した状態

▲2種類のシャフト付き
デフォルトの状態だとリリーサーの部分(シルバーのマーキングから先)がクルクルと回ってしまいます。
またシャフトは無駄に2種類付いていまして、イモネジを緩めることで交換することができます。
しかし固定がイモネジだけというのは、現場で抜けてしまわないか少々不安です

僕はスプーンよりもプラグを使うことが多いので、オープンタイプのシャフトを選びました。

▲いざ分解!
写真の左がリリーサー側、右がグリップ側です。
分解したところ無駄に2BB仕様でした。
このベアリングを固定して、回転機能を殺します。

▲バリューローソンの瞬間接着剤

▲ボールベアリングを固定
瞬間接着剤はバリューソーソンの使い切りタイプ2個入り100円を愛用しています。
大容量のタイプを買っても結局固まっちゃって最後まで使い切れないので…
2箇所ともベアリングの受け皿の部分にゼリー状の瞬間接着剤を少量注入して、回転機能を完全に殺しました。

▲完成!
見た目の変化はありませんが、これでリリーサーとしての機能は格段に向上しました。
ブランドロゴにこだわりがなければ、このバッカニアのリリーサー(@2,280)は本当にオススメですよ〜

ベルモント(Belmont) MP-097 ラウンドフックリリーサー
あれ?一緒?
またこの製品はベルモントのフックリリーサー(@5,250)と同一製品だと思われます。
販売チャネルがナチュラムだけとはいえ、同じ製品を半額以下で売られたらベルモントのリリーサーは売れないでしょう。
というか生産数の差はあれど半額以下で売っても利益が出るということは…他のブランドのリリーサーにはどれだけの利益が乗っかっているんでしょうね(^^;
Posted by ueda at 17:39│Comments(0)
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