2015年06月24日
コルク痩せを回避するコルクグリップのメンテナンス方法
愛竿のカーブスター フレックスハント CFHC-66MHW(テーパー&シェイプ)のグリップにコルクの欠けがちょっと目立ってきました。
TAPER & SHAPE Curvester Flex Hunt
このロッドを購入したのは2009年3月。
前の年の5月に3~4mの至近距離で50前後のバスを掛けた際にフレイム FDGC-664ではバスを止められなかったんです。
(至近距離でなければ問題なしです)
それから「もう1ランク強いロッドが欲しいな」という思いが強くなりました。
関連記事:[琵琶湖]ボート・5/25
結局その年にはロッドは買わずじまいでした。
翌年の3月に奥村部長と管釣りでご一緒させてもらったときにたまたまこのロッドに触らせてもらって、直ぐにルアーショップおおので取り寄せてもらったものです。
関連記事:[管釣り]嵐山FA・3/1・奥村部長から多くを学ぶ
僕の使っているロッドでは比較的新しい方になるのですが、早いものでもう丸6年も使っています。
過去記事を読み直していたら1投目で入魂という非常に験(げん)がよいロッドでした。
関連記事:[琵琶湖]南湖-ボート・3/28・寒の戻り
また、自己最大の魚もこのロッドで取っているので験だけでなく相性の良さもあります(^^)
関連記事:★★★[琵琶湖]レンタルボート・5/8・自己タイ記録!
そんな大切なロッドなので、今後もできるだけ綺麗な状態で大切に使っていきたいと思い、いつもロッドのリメイクでお世話になっているバスストップに駆け込みました。
バスストップ(愛知県一宮市)
その際についでに上記のフレイムと最近中古で購入したハートランドの常吉スペシャルも持ち込みました。
店長の加藤さんに3本のコルクグリップを見てもらった結果は…
カーブスター : 欠けた部分をコルクとコルクパテで補修
常吉SP : 15年以上前のロッドにしてはめちゃくちゃ綺麗。表面をコルクパテで整形。
フレイム : 重度のコルク痩せ。補修では直らないと思う(涙)
という診断結果でした。
確かにフレイムはグリップのコルクがスカスカな感じがありましたが、まさかコルク痩せだったとは
コルクはコルクガシという樹の皮をはぎ取ったものです。
発泡プラスチックのように多孔質で、弾力性があり水をほとんど通さないが、通気性はわずかにあり、保温性に優れているという特徴を持っている。
ルアーやフライフィッシング用の釣竿のグリップ部分にもよく利用される。滑りにくく竿の感度がダイレクトに手に伝わり、水濡れに殆ど影響されず、なにより風合いがよいため多くのルアー、フライ愛好家に好まれている。(Wikipedia「コルク」より)
そしてその原因は"洗い過ぎ"とのことでした。
僕は使ったタックルは毎回できるだけその日のうちに洗います。
それはタックルを大切にしたいという思いからでした。
しかし結果的にはタックル(正確にはコルクグリップ)を傷めていたことになります
ちなみに加藤さんはタックルは洗わない派でした。
見せてもらったロッドのコルクグリップはかなり黒くなっており、グリップが滑るようになったら消しゴムで綺麗にするということでした。
確かにその方がグリップへのダメージは少なそうですが、やっぱり綺麗な状態で保管したいという思いも捨てきれません。
そこでダメージの少なそうな清掃方法を探ってみました。
ダメージの少ない順に…
①洗わない
②シャワーでサッと水洗いする
③水の中にドブ漬けする(湯船の中に突っ込む)
④激落ちくんで洗う
といったところが浮かびます
自分のこれまでのメンテナンスを振り返ると、④の激落ちくんは年に1回くらいしか使っていませんでしたが、③のドブ漬けは心当たりがあります
2ピースということもあって、湯船の中に突っ込みやすいんですよね…。
皆さんご存知のように水の中に物体を入れると水圧がかかります。
初めてウェーディングしたときに「えっ?こんなに締め付けられるの?」と感じるように、水圧にはかなりの力があります。
水圧がかかるとコルクグリップの内部まで水が入り(浸み)込みます。
浸み込んだ水分は乾燥させるときにコルクグリップの中を内から外へと移動します。
その際にコルクグリップが持っている油分も一緒に外に出してしまい、結果としてコルク痩せが発生してしまってると僕は想像します。
②のシャワーでサッと表面を流すレベルであれば水圧がかからないので、内部まで浸み込むことはないと思います。
また、ロッドを乾燥させる際にも注意が必要です。
水分は拭き取った上で、日向ではなく、日陰で陰干しするというのも重要な点です。
直射日光に当てると塗装が色褪せたり、ヒビ割れが発生する原因にもなります。
TAPER & SHAPE Curvester Flex Hunt
このロッドを購入したのは2009年3月。
前の年の5月に3~4mの至近距離で50前後のバスを掛けた際にフレイム FDGC-664ではバスを止められなかったんです。
(至近距離でなければ問題なしです)
それから「もう1ランク強いロッドが欲しいな」という思いが強くなりました。
関連記事:[琵琶湖]ボート・5/25
結局その年にはロッドは買わずじまいでした。
翌年の3月に奥村部長と管釣りでご一緒させてもらったときにたまたまこのロッドに触らせてもらって、直ぐにルアーショップおおので取り寄せてもらったものです。
関連記事:[管釣り]嵐山FA・3/1・奥村部長から多くを学ぶ
僕の使っているロッドでは比較的新しい方になるのですが、早いものでもう丸6年も使っています。
過去記事を読み直していたら1投目で入魂という非常に験(げん)がよいロッドでした。
関連記事:[琵琶湖]南湖-ボート・3/28・寒の戻り
また、自己最大の魚もこのロッドで取っているので験だけでなく相性の良さもあります(^^)
関連記事:★★★[琵琶湖]レンタルボート・5/8・自己タイ記録!
そんな大切なロッドなので、今後もできるだけ綺麗な状態で大切に使っていきたいと思い、いつもロッドのリメイクでお世話になっているバスストップに駆け込みました。
バスストップ(愛知県一宮市)
その際についでに上記のフレイムと最近中古で購入したハートランドの常吉スペシャルも持ち込みました。
診断結果
店長の加藤さんに3本のコルクグリップを見てもらった結果は…
カーブスター : 欠けた部分をコルクとコルクパテで補修
常吉SP : 15年以上前のロッドにしてはめちゃくちゃ綺麗。表面をコルクパテで整形。
フレイム : 重度のコルク痩せ。補修では直らないと思う(涙)
という診断結果でした。
確かにフレイムはグリップのコルクがスカスカな感じがありましたが、まさかコルク痩せだったとは

そもそもコルクとは
コルクはコルクガシという樹の皮をはぎ取ったものです。
発泡プラスチックのように多孔質で、弾力性があり水をほとんど通さないが、通気性はわずかにあり、保温性に優れているという特徴を持っている。
ルアーやフライフィッシング用の釣竿のグリップ部分にもよく利用される。滑りにくく竿の感度がダイレクトに手に伝わり、水濡れに殆ど影響されず、なにより風合いがよいため多くのルアー、フライ愛好家に好まれている。(Wikipedia「コルク」より)
コルク痩せの原因
そしてその原因は"洗い過ぎ"とのことでした。
僕は使ったタックルは毎回できるだけその日のうちに洗います。
それはタックルを大切にしたいという思いからでした。
しかし結果的にはタックル(正確にはコルクグリップ)を傷めていたことになります

ちなみに加藤さんはタックルは洗わない派でした。
見せてもらったロッドのコルクグリップはかなり黒くなっており、グリップが滑るようになったら消しゴムで綺麗にするということでした。
確かにその方がグリップへのダメージは少なそうですが、やっぱり綺麗な状態で保管したいという思いも捨てきれません。
そこでダメージの少なそうな清掃方法を探ってみました。
ダメージの少ない順に…
①洗わない
②シャワーでサッと水洗いする
③水の中にドブ漬けする(湯船の中に突っ込む)
④激落ちくんで洗う
といったところが浮かびます
自分のこれまでのメンテナンスを振り返ると、④の激落ちくんは年に1回くらいしか使っていませんでしたが、③のドブ漬けは心当たりがあります

2ピースということもあって、湯船の中に突っ込みやすいんですよね…。
皆さんご存知のように水の中に物体を入れると水圧がかかります。
初めてウェーディングしたときに「えっ?こんなに締め付けられるの?」と感じるように、水圧にはかなりの力があります。
水圧がかかるとコルクグリップの内部まで水が入り(浸み)込みます。
浸み込んだ水分は乾燥させるときにコルクグリップの中を内から外へと移動します。
その際にコルクグリップが持っている油分も一緒に外に出してしまい、結果としてコルク痩せが発生してしまってると僕は想像します。
②のシャワーでサッと表面を流すレベルであれば水圧がかからないので、内部まで浸み込むことはないと思います。
また、ロッドを乾燥させる際にも注意が必要です。
水分は拭き取った上で、日向ではなく、日陰で陰干しするというのも重要な点です。
直射日光に当てると塗装が色褪せたり、ヒビ割れが発生する原因にもなります。
まとめ:コルク痩せを防ぐクリーニング方法
まとめると、コルクグリップは洗わないことが最もダメージが少ないということを認識した上で、
○流水でサッと流す程度に洗う
○激落ちくんなどのスポンジクリーナーは極力使わない
○水の中に漬け込まない(ドブ漬けしない)
という3点ことが、コルク痩せを回避する方法だと思います。
それに加えて干す際は水分をしっかりと拭き取った上で、陰干しすることも忘れないでください。
フレイムのその後
コルク痩せしてしまった愛竿のフレイムですが、全面的にコルクパテを塗りこんでもらって、グリップ内の密度を高めることで持った時のスカスカ感はかなり緩和されました。




▲パームス フレイム FDGC−664
根本的に解決するためにはコルクを交換するしか方法はないということでしたが、握った感じはかなり良くなっているので、しばらくはこのまま使ってみます。


▲テーパー&シェイプ カーブスター フレックスハント CFHC-66MHW


▲ハートランドZ HL−Z 672ULRS−T 常吉スペシャル
フレイム以外の2本もキッチリと整形してもらいました。
Beforeの写真がないので伝わりにくいと思いますが、パッと見でも違いがわかるくらいにスゴく綺麗になっています。
余談ですが、他メーカーのコルクの品質について色々と教えてもらいました。
背景として質の高いコルクが手に入りにくくなっています。
理由はコルクの主な生産地であるポルトガルとスペイン(この2国で全世界の80%)でコルクガシ林の面積が減っているにも関わらず、世界的にワインの需要が高まっているため質のよいコルクがより高値で仕入れてくれるワインの方に流れてしまっていて、以前(25年くらい前)と比べると釣り業界全体としてコルクの質が落ちてきているそうです。
ダイワ :
2000年くらいまで(常スぺくらいまで)のハードランドシリーズはかなりまとも、ただその後は…
シマノ :
コルクパテを使った補修箇所が目立つ。真面目に作り上げているがコルクの質は高くない。
エバーグリーン :
本体の値段の割にコルクの質がかなり低いとか…
メガバス :
自社基準は高くないものの、国内ブランドではコルクの質がずば抜けて高い
*完全に個人の感想なので怒ったりしないでください。また評価の対象の年代もバラバラの可能性があります。
Posted by ueda at 12:00│Comments(2)
│ロッド
この記事へのコメント
こんにちは。
バスストップさんのHP拝見させてもらいましたが、お店の雰囲気良さそうですね!
ウチのフレイムもそろそろコルク補修が必要かと・・・参考になります!
アンリパのモーラも各種持っているんですが、こいつらは異様にフォアグリップが脆く、熱収縮チューブで覆って誤魔化しましたw
大切な竿は長く使いたいですよね!
Vグラス664のガイドをナマズ用にGサメ→SiC(PE対応のため)に交換しようと思っているので一度バスストップさんにカスタム相談してみようかな~
バスストップさんのHP拝見させてもらいましたが、お店の雰囲気良さそうですね!
ウチのフレイムもそろそろコルク補修が必要かと・・・参考になります!
アンリパのモーラも各種持っているんですが、こいつらは異様にフォアグリップが脆く、熱収縮チューブで覆って誤魔化しましたw
大切な竿は長く使いたいですよね!
Vグラス664のガイドをナマズ用にGサメ→SiC(PE対応のため)に交換しようと思っているので一度バスストップさんにカスタム相談してみようかな~
Posted by 103 at 2015年06月24日 13:34
>103さん
こんにちは。
バスストップさんはいいですよ~
最初は入りにくいかもしれませんが、本当に親身になって色々とやってくれます。
僕の持っているロッドはほとんどが10年以上経過していますが、その時代の方がグリップがしっかりと作られているような感はありますね。
ガイド交換ならお安い御用って感じだと思いますが、チタンにしちゃうとガイド代で高くついちゃうかもしれませんね。
加藤さんなら「トップガイドだけ交換すればいいじゃん」とアドバイスをくれるような気もします(^^;
こんにちは。
バスストップさんはいいですよ~
最初は入りにくいかもしれませんが、本当に親身になって色々とやってくれます。
僕の持っているロッドはほとんどが10年以上経過していますが、その時代の方がグリップがしっかりと作られているような感はありますね。
ガイド交換ならお安い御用って感じだと思いますが、チタンにしちゃうとガイド代で高くついちゃうかもしれませんね。
加藤さんなら「トップガイドだけ交換すればいいじゃん」とアドバイスをくれるような気もします(^^;
Posted by ueda
at 2015年06月24日 14:22
