MIDNIGHT EXPRESS

土曜日にＫさんと琵琶湖に行ってきました。

集合時間は5時。
いつもは夜中に出発して集合場所で仮眠するのですが、水～木曜日にかけての静岡出張（芦ノ湖・すその釣行？）の疲れが抜け切っていなかったので、自宅でちょっと寝て、3時前に出発。

予定通りに集合して、ボートの準備をして、6時くらいにスタート！



■比叡山脈


朝の天候は風のない曇天でいい感じです。
朝イチは北湖西岸の水とウィードのキレイな水通しのよいシャローを撃っていきます。

Ｋさんはビッグベイトで、僕はワンシャエボで流していると、岸際に投げていたビッグベイトにバスが付いてきました。
ということで、沖目に投げていた僕も岸際に狙いを変えます（＾＾；

ウィードのトップに当たるか当たらないかくらいのスピードでマキマキしていると、「コン♪」という前アタリ！

アワセを入れたくなる気持ちをグッと抑えて巻き続けていると１～２秒後に「グーッ」という感じで二度目のアタリが出ました！！
強めのフッキングを入れると、フレックスハント・CFHC-66MHWが気持ちよく曲がります（＾＾

「サイズに関わらずその日の１匹目をバラしちゃうとリズムがおかしくなる（ことがある）」という呪縛にかからないためにも、慎重に（もちろん楽しみつつ）やり取りをして、無事にキャッチ！

１匹目は４０ｃｍちょいのグッドコンディションのバスでした（写真を撮り忘れちゃいました）

その後、急な掛け上がりを控え持つシャローエリアを中心に、テンポよく流していったのですが、残念ながらノーバイト。

稚鮎を狙っている人が多くいたので、それについているアフター回復組のバスが釣れると思ったのですが･･･。



■いざ南湖へ！（この後左腕がビショビショになりましたｗ）


南湖を木ノ浜、赤野井と流してみたのですが、なかなか反応がないので、北山田まで一気に南下しました。

「巻き物が好調」と聞いていた北山田ですが、残念ながら反応なし。
寄り道したディープホールもダメ。



■釣れないのでお昼ご飯


クーラーバッグで冷やしておいたきしめんを食べながら、湖上に出ているＫさんの釣り仲間から情報収集をすると、このあとに回ろうと思っていた南湖西岸はかなり厳しいとのこと。

ということで、西岸は諦めてボディウォーターに絡むポイントへ。
先日、you-youさんと出撃した際にもアタリが多かったポイントです。


曇りの午前中とはうって変わって、昼からは夏を思わせる天気になりました。
そのため水中のシェードを意識してシンカーを重めにして、底付近を攻めます。

するとＫさんにヘラクレス・６７ＭＨがバットから曲がるサイズがヒット！
しかし、相性のよくないマス針のせいか、バレてしまいました。

僕もジャコビーのジグヘッドでヒットさせましたが、僕もバラシ･･･。

負のスパイラルに陥りそうだったので、２人の好きな下物に移動！




ここでは好きなラインに入ることができたので、エレキを踏まずにカレントに乗った状態で、どんどんと流していくことにしました。

Ｋさんはウィードのパッチを、僕は浚渫の掛け上がりを狙っていきます。
使うルアーはライトテキサス。
ワームは先月の奥村部長ガイドで活躍してくれた、ゲーリーの８インチワームをリグりました。

僕には全然アタリがありませんが、Ｋさんはいくらかバイトを取っているようです。

「Ｋさんが１匹釣ったら僕もパッチ狙いに変えよう」と思っていると、Ｋさんが痛恨のバラシ。
いつもはほとんどバラすことがないＫさんですが、今日はデカバスだけで三度目です。
よっぽど使っているマス針との相性がよくないのでしょうか・・。


現金な僕は、シレッとウィードパッチ狙いに変更。
しかし、流れが速く、シンカーも５ｇと軽量なものを使っていたので、ルアーの重さだけではなかなか底まで沈んでいきません。

ということで着水したあとに手でラインを送り出して、底まで落とすようにしました。

それを繰り返していると、着底直後にたるんだ状態のラインから違和感が伝わってきました！

クラッチは切ったままなので、スプールを手で押さえてフッキング。
（このときはAbu･Lite系の「フッキングボタン」が欲しかったです）

近距離でのヒットということで、フレイムの664がいい感じに曲がります（＾＾

やり取りを楽しみながら無事にネットイン！



■ニヤリ



■レンズに水滴が・・


気になるサイズは残念賞（©縁さん）の４９ｃｍ
（口を開けて測れば楽勝50upですが、そこは自分のポリシーで･･･）


これでちょっと余裕が出てきたので、携帯から記事を投稿したりして、しばし休憩。

そうこうしているうちにかなり流されてしまったので、エンジンでポイントに入り直して、同じラインを流します。

２回目はウィードのエッジを狙って８インチワームを落としていきます。
すると浚渫とエッジの絡むポイントで、「モゾッ」っというデカバスっぽいアタリが出ました。

確信を持って思いっ切りアワセますが、簡単に浮いてきます。


「そんなにデカクないです」


これまでならこの発言と同時に余裕をかましてしまうところですが、「魚が掛かったらロクマルだと思ってやりとりせよ！」というＫさんと奥村部長の２人からいただいたアドバイスを思い出して、丁寧にやり取りします。

するとボートまであと数ｍというところでいきなり走り始めました。
魚がようやく釣られたことに気付いたのかもしれません。

フルロックしてあるはずの赤ジリオンのドラグを「ズッ、ズッ」と引き出していきます。

これはビッグバスの予感！（笑）

あまりの引きの強さに「クラッチを切ろうか・・」とも思いましたが、好き勝手に走らせるとウィードに巻かれそう。

ラインはフロロの3.5号。
飲まれていなければ、もしくは無茶なやり取りをしなければ、まず切れないはず。

しかし、身切れが怖いので、ドラグを１ノッチだけ緩めて、強気のやり取りを続けます。

Ｋさんもネットの準備をして隣で待ち構えてくれています。


強烈な引きに耐えたあとは、デカバス特有の急浮上！
ヘッドシェイクの際にバスの姿が見えましたが、メチャクチャデカイ！！

姿を見てしまったので、やり取りの余裕はなくなりかけましたが、なんとか無事にネットイン！！！


今シーズンのベストなのは間違いなし！
次に気になるのはロクマルかどうか、自己ベスト更新かどうか。

ドキドキしながらメジャーをあてると・・・



■超えた！！


口閉じ尾開きで60.5cmでした！！

重さは約4500g

人生２匹目のロクマル！

改心の１匹です！！



■デカイ！


初めてロクマルを釣ったときのように、"手が震えてフックが外せない"ということはありませんでしたが、興奮のあまり膝の笑いが止まりませんでした（笑）
こういうドラマがあるから釣りはやめられません！！



ちなみに僕が初めてロクマル（63cm）を釣ったのは、2004年の6月6日。
偶然にも5年前の同日でした。

釣行記をアップしていたサイトは閉鎖しましたが、その一部始終は昨日のことのように覚えております。
場所は南湖南部の取水塔。

早い梅雨の暖かい雨の中で、数釣りを楽しんでいるときに偶然ヒットしたものです。

偶然でも何でも「運も実力のうち」というくらいですから、自分の記録漁として自信を持っているのですが、「一度だけのラッキーヒットを自慢されてもね」という意見もチラホラと・・

そのときから「じゃあ、２匹目のロクマルを釣ってやる！それなら文句ないだろ！！」と、誰に頼まれたわけでもないのですが、勝手に（でも密かに）息巻いておりました。


今回その野望が実現できて本当にうれしいです。

「頑張っていればいいことがある」と尊敬するピクシーことストイコビッチ監督をはじめとして、多くの人生の諸先輩が言っていました。
ただの趣味のひとつですが、釣りを頑張ってきて本当に良かったと思います。



この後は、燃え尽き症候群にかかってしまい、アタリはあるもののフッキングミスを連発してしまいました。

そして、帰着時間ギリギリのラスト１投。
遠投したワンシャに明確なアタリ。
一呼吸置いてアワセを入れると、CFHC-66MHWがいい感じで曲がりました。

遠くで跳ねさせたくないので、ティップを下げて早巻きすると、小バスを釣ったときみたいに、スィッシャーのように水面を滑りながら簡単に寄ってきます。
このままランディングできれば楽勝なのですが、跳ねさせると簡単にバレてしまいそう・・・。
「一度ボートの下に潜らせよう」とティップを上げた瞬間にラインテンションが緩んでしまったのか、ジャンプ一発でバレてしまいました。

一部始終を見ていたＫさんからは「沖で掛けたときは、力強いフッキングをしても伝わりきっていないから、近づいたときに追いアワセを入れた方がいい」とアドバイスをもらいました。

バラした魚は大きいといいますが、50cmに絡みそうないいサイズでした。
これをキャッチしていればドラマ魚であり、でき過ぎな１日になったのですが、最後にバラシちゃうところがなんとも僕らしいです

ですが、「あのロクマルをバラしていたら・・・（恐）。バラしたのが今の魚でよかった」と思ったのも正直なところです（＾＾；



■マリーナでも測ってもらいました


この魚のおかげで、6月6日が忘れられない大切な日になりました（＾＾
ロクマルの感触は２匹ともまだ手元に残っています。

釣りをやっていて本当によかった！

そして素晴らしい魚を生み出してくれる琵琶湖に感謝です！！

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マリーナで撮ってもらった写真をもらったので追記しました。





マリーナの人は慣れているからか、魚をデカく見せるのが上手ですね～（＾＾