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2013年11月24日

[アカメ]アカメに挑む Day3・最終日のリスタート

Day3の始まりは土曜日の午後。
泣いても笑っても今回の釣行ではラストチャンス。
次に目が覚めたときはもう帰らないといけません。

前日は目覚めたら夕方でしたが、今回は2時半に起床。
普段は目覚めの悪い僕もこの日ばかりはさっとシャワーを浴びて早々にホテルを後にしました。


実は昨日までは非常に限られた水域しか見れていませんでした。
他をまわれなかった事情があったわけではありません。
ですが、なぜかあの水系に固執してしまっていました。

現場を見たという経験値を踏まえればその水系で粘るという選択肢もなくはないのですが、釣具屋さんでの情報(もちろんポイントなんて教えてくれませんよ)や現場で話した釣り人からの情報から判断するともう一度ポイントを見直した方が良いという結論になりました。
最終日になってのリスタートです。


この日に行った熱い釣り具屋さん「ランカー」で得た情報と昨日行ったフィッシングハヤシでもらった浦戸湾の地図を見ながら気になるポイントを見て回ります。

浦戸湾での釣りはここぞというポイントを見つける前にまずはクルマを止めることのできる場所を探す必要があります。
都市部の湾奥ならコインパーキングに停めてしまえるので駐車はあまり問題にはならないのですが、この辺りは釣り場の近くにコインパーキングはほとんどありませんでした。


2箇所をほど当たりをつけられたところで向かうは飯屋。
高知最後との夜は長くなること必至です。

普段は摂取カロリーを気にしてあまり量を食べない僕もこのときはガッツリと食べました。

今までですと「とりあえずメシ」となるのがいつもの流れなのですが、まずはポイントを見てまわろうと意見が一致するところに本気度を感じますニコニコ


空腹が満たされた後、再びポイントへ。
ウェーダーを履いてタックルをセットして…とやることは昨日までと一緒なのですが、不思議と言葉少なな気がしました。

これも本気度の現れなのか、それとも最終日からくる寂しさなのか。

いずれにしてもこれから真剣勝負が始まるといった凛とした空気がそこにはありました。


[アカメ]アカメに挑む Day3・最終日のリスタート
▲サーフスターアローズ SAGS-96M


アカメ用にと購入したサーフスターアローズも最終日にしてようやく出番がやってきました。
ロッドとリール(バイオマスターSW 4000XG)で約500g…普段300g前後のバスタックルを握っている僕にとってはかなりのヘビータックルです。

全員の準備が整ったところでyouさんと番長さんは手前のポイントに入られたので、僕だけズンズンと進んで最奥のポイントに入りました。

10分ほどの距離を歩く間、ずっと水の中を覗き込んでいましたが、生命感はあまりありません。
小潮ながら今は干潮のタイミング。
今からの上げ潮に乗って魚が上がってくるのでしょうか。

いや、上がってきてくれないと困ります(笑)


また今の段階でできるだけ冠水しそうな障害物やカレントの位置を覚えておきます。

そして適当にキャストを繰り返しながら待つこと数十分。
いよいよ潮が満ち始めました。

河口の場合は潮が満ち始めても直ぐには水位は上がりません。
上げ潮の力よりも川の流れの強いうちは水位は上がってきません。
そのパワーバランスが崩れた直後から一気に海水が入ってきます。

そのタイミングから自分の集中度を増して一心不乱でキャストを続けます。

ベイトとなる魚の気配はないか?
ベイトの不審な動きはないか?
カレントに変化はないか?

経験がないのでこれくらいのことしか浮かばないのですが、経験がないからこそ他人のアドバイスを鵜呑みにできるという逆のメリットもあります。

このタイミングでできる僕にできるアカメへのアプローチの最大化は策を練って確率(打率)を上げるよりもキャスト回数を増やして打席数を増やすこと

これに尽きると思いました。

潮が満ちてくるに従ってボラと思われる魚の群れが視界の中にいくつか入るようになってきました。
その近くにルアーを通すと群れはルアーから離れます。
この動きは名古屋港のそれでも同じ。
そこに違和感はありません。

しかしその内の一つの群れがルアーに反応した動きとは異なるトリッキーな反応をしました。
ルアーを近くに通したわけではありません。

僕には何かから本質的に真剣に逃げる動きのように感じられました。

「近くにアカメがいる」

根拠はありませんが、確信に近いものを覚えました。


そしてその数分後、僕の立ち位置から10m以内の至近距離。
ウチワのようなヒレを出しながらシャローを泳ぐ魚が現れました。

最初は「鯉かな」と。
魚体が生み出す水のヨレの大きさは鯉でもおかしくないのですが、ヒレの大きさが鯉のそれとは異次元。

「ア、アカメ…だよね」

僕の眼には99%の確信でアカメに映っていますが、100%には何かが足りません。

アカメの写真はこれまでに何枚も見ました。
以前に桂浜の水族館で本物のアカメを見たこともあります。
目の前の魚が見せている魚体の一部はそれに酷似しています。

そして僕はその魚を狙うためにこの地に来ています。
自分なりにここにはアカメがいるはずと判断してこのポイントに入り、ルアーを投げ続けていた訳です。

それだけのファクトがありながらもこのときは目の前の魚がアカメであるという確信が持てませんでした。

それだけ僕とアカメの距離が離れていたということでしょうか。


程なくするとyouさんも同じポイントへ。
そしてまたウチワのようなヒレが見えたので、youさんに「アレなんですかね?」と聞いてみるとやっぱりアカメという回答。

番長さんに至ってはアカメであると確信を持って回答してくれました。

ここぞというポイントで狙っている魚の、それもかなりのサイズを目の当たりにできたわけですが、今の僕にできたのはそこまででした。


僕らの目の前を悠々と泳ぎ、僕らを無視してボラを追っていたその魚を僕のルアーに反応させることすら叶いませんでした。

姿が見えてからあーだこーだやるのではなくて、姿を現す前にルアーと遭遇させないと食わすことはできないでしょうね。


潮が止まりアカメの姿が消え、ボラの群れも消えてからは僕の視界から生命反応がなくなったように感じられました。

試合終了。


姿が見えただけに悔しいという思いと、姿が見えただけでも十分じゃないかという思いが交錯します。

でもノーバイト・ノーフィッシュで完敗なのも事実。

その後はポイントを移動してシーバスを狙ったりしましたが、最後まで魚に僕のルアーを食わすことはできませんでした。


明日は高知から自宅まで帰らないといけないので、夜のうちにホテルに戻ります。
クソ狭い部屋ですが、3日目となると部屋に戻るとちょっとホッとする気持ちも出てきましたシーッ


最終日もご飯はひろめ市場へ。
食べるのはもちろん鰹のたたきです。

初日に食べて美味しかった明神丸でもう一度という気持ちもありましたが、隣の席に座っていた奇麗な若奥様が「遠くからいらっしゃったんですか?明神丸の塩たたきが口にあったのならやいろ亭の塩たたきがオススメですよ」と教えてくれました。

となれば…


[アカメ]アカメに挑む Day3・最終日のリスタート
▲やいろ亭の塩たたきと四万十川のあおさのり天麩羅


[アカメ]アカメに挑む Day3・最終日のリスタート
▲リフトアップ!


塩たたきの味ももちろん美味しかったのですが、地元の方に教えてもらったお店というのが、さらに美味しく感じさせてくれましたドキッ

満腹になった後は日曜朝イチをブラブラと。


[アカメ]アカメに挑む Day3・最終日のリスタート
▲高知名物アイスクリン


高知名物を堪能して、いよいよ帰路へ。
長いと思いっていた3日間はあっという間に過ぎたように思います。

[アカメ]アカメに挑む Day3・最終日のリスタート
▲ワープ!


京都までは330km。
行きも帰りもyouさんに運転してもらっちゃいましたシーッ

そして三人でしゃべり倒しの車内もものすごく楽しかったです。
行きも帰りも道中は誰も一睡もしなかったですね〜


京都でロッドと大きな荷物を発送し、京都駅から新幹線に乗ります。
京都から名古屋間は36分と確かに近いのですが、番長さんと駅弁食べながら今回の釣行を振り返っていたらあっという間に名古屋駅に着いちゃいました。


勢いで決めたこの高知遠征でしたが、釣行自体はなんとかなるもんだなというのが正直な感想です。

ただ釣果という面では完敗でした。

干満の差のあるエリアでの釣りと流れのあるエリアでの釣り。
この2つの釣りの経験値が足りないことを痛感しました。

ぜひこの2つの課題を解決してまた来年この地に立ちたいと思います。



<2013年11月 高知遠征釣行記>

プロローグ 僕がアカメ釣りに行った理由

アカメに挑む Day1・現場到着そして脱線

アカメに挑む Day2・テンションダウン

アカメに挑む Day3・最終日のリスタート





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