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2015年02月07日

フィッシングショー 大阪 2015 へ行ってきました

フィッシングショーOSAKAに行ってきました。

仕事に絡めての参加だったので一人で会場に行ったのですが、会場でPちゃん〆さん川虎さんとお会いするといううれしい偶然もありました。


フィッシングショー 大阪 2015 へ行ってきました
▲3年ぶりのインテックス大阪


これといって目当ての新商品はなかったのですが、ダイワとSLP(スポーツライフプラネッツ)でスタッフの方と楽しい話しができましたので、その内容を共有させていただきます。


ダイワ 新型ジリオン TW インプレ


新型ZILLION TWはベイトリールではメインの扱いでした。


フィッシングショー 大阪 2015 へ行ってきました

フィッシングショー 大阪 2015 へ行ってきました
▲TWS推しでした


スタッフの方に旧型のジリオン(+HLCスプール)、TD-Z(+SVスプール)とUS版のタトゥーラと使っていることをお伝えした上で、新型ジリオンについてそれらとの違いをお聞きしました。

●タトゥーラとは同系統のリールではない

「タトゥーラと新型ジリオンはパッと見が似ているので同系統のリールと思われる方が多いのですが別のリールと考えて下さい」と最初に言われました。
スプール径もタトゥーラのφ34に対して、新型ジリオンはφ36です。
そしてそのスプールの構造も異なり、タトゥーラはダイワのベイトリールの中では珍しくスピードシャフトではありません。

*新型ジリオンとタトゥーラの違いはコチラ


●新型ジリオンTWは現行ジリオンをマイルドにした感じ

また現行(旧型)ジリオンと比較するとピーキーさがだいぶ収まっているということでした。
(確かにジリオンのHLCスプールはかなりピーキーでしたが、普通のスプールもそんなにピーキーだったですかね?)

かといってSVスプールやタトゥーラのようなオールマイティな方向へは振っているわけではないと。
現行ジリオンの角を落とした感じですかね。

ハンドル長は新型から90mmになっていますが、これからはこの長さが標準になると。
その理由として「最近は抵抗の大きなルアーを投げる人が多いのでショートハンドルだとパワーが伝わりにくいので」ということでした。

リールのハイギア化が進むとハンドルが長くなるのも避けられなさそうです。
個人的には80〜85mmが最も使いやすいんですけどね。

マグシールドのボールベアリング、クリック付きのスタードラグとメカニカルブレーキと最上位モデルに比べても遜色ない装備となっているので、新型ジリオンTWは売れそうな予感がします。

また黒RYOGAことリョーガ シュラプネルも触ってきたのですが、スタッフの人から「このリールはシンプルな遠心ブレーキなんですけど余計なもの(マグフォース)が付いていないのでめっちゃ気持ち良く飛びますよ」とダイワ社員とは思えない発言があったのが衝撃的でした。
確かにそうなんでしょうけど、自社の渾身のブレーシシステムを余計なものって…(笑)


SLP タトゥーラ用 カスタムパーツ


ダイワのグループ会社であるSLP(スポーツライフプラネッツ)にTATULAが展示されていたので、ここでも話を聞いてきました。

フィッシングショー 大阪 2015 へ行ってきました
▲タトゥーラのロゴ入り


タトゥーラのネーミングはタトゥーとタランチュラを組み合わせた造語で、アメリカのフィッシングショーことICASTではこのロゴをキャンペーンで使っていたようです。
今回はそのロゴを入れたタトゥーラ専用のカスタマイズパーツが3点出品されていました。


フィッシングショー 大阪 2015 へ行ってきました

フィッシングショー 大阪 2015 へ行ってきました
▲TATULA CUSTOM PARTS


スタードラグが1点と、メカニカルブレーキノブが2点です。
メカニカルブレーキノブはなんとクリック付きのものが販売されます。
(上の写真でリールに付いている商品がそれです)

メカニカルブレーキにクリックがないのが不満だったので、このクリックブレーキノブはまさに僕の望んでいた商品です(嬉涙)

こちらはブラック1色だけで、予定では4,500円だそうです。
クリックなしのタイプの倍以上の価格に最初は驚きました。

価格が上がってしまう理由ですが、クリックがないタトゥーラにクリックを付けるためには音出しのバネが必要です。
このパーツでは音出しのバネはボディ(サイドプレート)側に取り付けてありました。

ボディにバネを取り付けるためにはスペーサーも必要で、これらがセットになるのでどうしても価格が上がってしまうということでした。
(そのスペーサーもロットの問題で削り出しで作るので単価が上がっちゃうみたいです)

ドラグも含めて3月には店頭に並ぶということでした。
見つけたら即買いして、僕のタトゥーラにも取り付けます(^^)


Avail 翠川さん


新商品に目当てのものはないと冒頭にも書きましたが、今回の最大の目的は翠川さんにお会いすることでした。
Availブースは大盛況で、代表の翠川さんは常にお客さんと話されている状況でしたが、最後の最後でお話しすることができました。

このブログを通じて多くの方を知り合うことができましたが、その最大のきっかけは超軽量ルアーをベイトリールでいかにキャストするかといったものでした。
今ではベイトフィネスもひとつのジャンルを確立していますが、当時(2007年)はまだ当たり前ではありませんでした。

その軽量ルアーのキャストに難儀する人々がベイト難民として知恵を寄せ合い、行き着いた結論がAvailのマイクロキャストスプールでした。

Availがなかったら皆さんとのお付き合いもここまでの濃いものになっていなかったと思いますし、もしかしたらブログもここまで続けていなかったかもしれません。
それに当時は在庫切れの商品を直談判して譲っていただいたりと無理をお願いしました。

そういった色々な意味での感謝をぜひ翠川さんに面着でお伝えしたかったんです。

しかしお礼をお伝えしたところ、逆に翠川さんからもお礼を言われてしまいましたビックリ
今でこそ販路が充実していますが、昔はブログを見ての注文がいくつもあったと。
(僕のではなくてみんなのブログと言う意味です)

そういった意味で相互にメリットがあったのだとしたら一人のAvailファンとしてとてもうれしく思います。


また翠川さんとの会話の中で印象深いフレーズが2つありました。

「常によいよいものを目指して作り続けていきたい。数年前の商品とか今考えると恥ずかしく思うものもある」

「僕は根が商人ではくて職人。なので商売ありきではなくてお客様のリクエストにはできるだけ応えていきたい」


話を聞いていても本当に根が職人さんなんだなと節々で感じました。
そういった意味ではヘッジホッグスタジオとの販売面での提携はとても納得度の高い選択です。

今回もABU 5000C、五十鈴やエイテックのスプールも出品されていたので、商品の幅はどんどん広がっていきそうす。
今後もメーカーでは作れない(技術面ではなくて、品質の担保という意味で)とがった商品を今後も作り続けて、釣り業界を盛り上げていただきたいと思います。

リール以外で気になったもの


それ以外ではローディーラーのパックロッド(3ピース)レスターファインのボロンロッドが気になりました。

懐剣はパックロッドというにはちょっと厳しい3ピースですが、それでも1ピースロッドと比べたら移動時の持ち運びの快適さは比になりません。
また川虎さんの勧めで全力で曲げさせてもらいましたが、パワーだけでなくブランクに継ぎ目があると全く感じさせない綺麗な曲がりが印象的です。

この手のパックロッドは溺愛するJetSetter71Sがありますが、ロッドの性能だけで比較すればローディーラーだと感じました。
(5ピースと3ピースで比較するのもナンセンスかもしれませんが)

またローディーラーというと剛竿のイメージがありますが、この懐剣はまだ比較的バスロッドっぽかったです。

本気で遠征するなら持っておきたいロッドです。


レスターファインには〆さんと川虎さんに連れていってもらいボロンロッドを触ってきました。


フィッシングショー 大阪 2015 へ行ってきました
▲フルレングスボロン


通常ボロンロッドというとカーボンやグラスロッドのバット部分にボロンシートを入れるものですが、レスターファインのフルレングスボロンロッドはボロンをベースにブランクスを作成し、その上にカーボンなりグラスを加えているという違いがあるようです。

僕はボロン+グラスのロッドを触ったのですが、振った際にはそれこそ鱒レンジャーのようなペナペナでした。
しかし、ティップを持ってもらってグーっと曲げていくとミドル〜バット部分にかけてものすごくパワーがあります。

バットも曲がっているんですが、曲がりきっているわけではなくてしっかりとパワーを保っている感じです。
いざとなれば50upのバスくらいはリフトできるパワーはありそうでした。

このロッドでルアーをキャストして魚を掛けてみたい。
そう感じさせる魅力的なロッドでした。


ロッド以外ではフィネスのPLUGGIN'(プラッギン)が気になりました。

フィッシングショー 大阪 2015 へ行ってきました
▲全5色


PちゃんとTULALAブースで立ち話していた際にPちゃんから「あのタックルボックスが気になるんすよ〜」と言われたのがこのプラッギンでした。

「どこかで見たな〜」と思ったら先日番長さんがアップしていたものでしたビックリ

担当の方が熱い人で「トーナメント志向の数多く持ち込むのもいいと思うんですけど、僕らの少年時代ってロッド1本でルアーも絞って持っていってたじゃないですか。そうやって家でルアーをあーでもないこーでもないと選ぶところから釣りって始まっていると思うんですよ。そういう人たちに満足してもらえるようなタックルボックスが作りたかったんス!10年は作り続けます!」と語ってくれました。

反響が大きくて、まだ発売されたばかりなのにオリジナルカラーのクリアオレンジはもうメーカー在庫がゼロでネットショプでもほぼ売り切れだそうです。
欲しい方はメーカーのHPを参考に近くの釣具屋の店頭在庫を狙うしかないと言ってました。
他の4色はまだ在庫があるけど、2月中にはなくなりそうだとか。

10年作ると豪語してくれたので、いずれ在庫も回復すると思いますがどうしても今欲しい方はお早めに。
(僕はヤフオクで入手しました)

今後もこういった釣果至上主義ではない釣具が増えるといいですね。


今回感じたことをまとめたら長文になってしまいました。

単独での参加で楽しめるかどうか不安でしたが、想像以上に満喫することができました。
会場でお会いしたみなさん、改めてありがとうございました(^^)





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この記事へのコメント
こんばんは。
情報アップ、待ってました(笑)

時間の関係で殆ど回れなかったのでとても参考になりました!!

翠川さん、やっぱイイですね。
Posted by Eight_WorksEight_Works at 2015年02月07日 22:26
>Eightさん

こんばんは。
今回、翠川さんにお会いできて本当によかったです。
Eightさんや番長さん、youさんの話にもなりましたよ〜

サクッとアップするつもりがだったのですが、3時間強の大作になってしまいました(汗)
Posted by uedaueda at 2015年02月07日 22:53
お久しぶりです。
TATULAは購入してからスピードシャフトでない事に気がつきました。
ジリオンは全く別物ですよね。
先代ジリオンのノーマルはピーキーでは無くてただスプールが重いだけでしたよ。
ハンドル長に関しては、去年TATULAのハンドルは80mmで十分と説明されたのにスプール径が違うとは言えジリオンが90mmなのはどうも納得できません。
ジリオンのXXHの巻きは重くなかったですか?
Posted by izumi at 2015年02月09日 01:25
>izumiさん

お久しぶりです。

旧型のジリオンは確かにスプールが重かったですね。
その慣性の影響でピーキーと感じる人が多かったのかもしれませんね。

ハンドルの件ですが、TATULAは普及機なんで80mmで十分ということかもしれませんが、本音はハイギア化が進むあまりハンドルを長くしないと巻き心地を維持できないんだと思います。

ZILLIONの9.1:1も空巻きでは巻きに対する違和感はなかったですよ~
また抵抗が掛かると違うのかもしれませんけど(^^;
Posted by uedaueda at 2015年02月09日 09:11
 
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