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2016年04月09日

落水の可能性がある場所ではウェーダーは危険

Twitterで痛ましい釣り人の事故を知りました。

ヒラスズキ釣りでの事故。(Route42)


ヒラスズキを狙って磯釣りをしていた釣り人が落水し、死亡事故になってしまったとのこと。
上のリンクはその釣り人と面識があった釣具屋の店員さんのブログです。
ブログによるとウェットスーツではなくてウェーダーで磯に渡っていたことが死に繋がったのではないかと書かれています。

経験済みの方はよくわかると思いますが、ウェーダーの中に大量に水が入ると、水の重さで動きが取れなくなります。
また一度水が入ってしまうと逆さにするかウェーダーに穴を開けるしか水を抜く方法はありません。

水中でウェーダーを逆さにするのは現実的には不可能なので、ナイフ等でウェーダーを切り裂くしかありません。
しかし水が入ってしまった状態で冷静に行動できるかどうか僕は自信がありません。

これらは水が入ってしまったらどうするかという"対処療法"です。


そもそも動きが取れなくならないようにする"原因療法"という考え方もあります。
その場合は水が入っても動きが重くならないウェットスーツや鮎タイツを着用するか、水が入ってこないドライパンツやドライスーツを着用するという2つの方法が考えられます。

ウェーダーでもベルトの着用によって落水しても水が入りにくくすることはできますが、水が入らなくなるなるわけではありません。
また、一度水中に入って水圧でウェーダーの中の水を抜いてやらないと、逆に足が浮いてしまって(=顔が沈む)呼吸が確保できない危険性もあります。

いずれにしてもPFD(ライフジャケットと同意。Personal Floating Deviceの略)の着用は大前提というか必須ですし、ボート釣りのような落水の可能性が極めて低いところ以外では固型式がオススメです。


僕は今年からSUPを始めます。

関連記事:SUPフィッシングを始めます


SUPは通常のボート釣りに比べると落水の可能性が極めて高いです。
海パンであれば落ちても動きには問題ありませんが、ウェーダーだと水の重さでボードに這い上がれない可能性もあります。

僕はドライパンツを選択しました。

僕はブルーストームのレイヴンパンツにしました。

落水の可能性がある場所ではウェーダーは危険

パッと見はウエストハイのウェーダーのようですが、ウエスト部が二重構造になっていて水の侵入リスクが大幅に低減されているのが特徴です。
またウェーダーと違ってスリムなので着た時のシルエットが普段着に違いのも魅力の一つです。

落水の可能性がある場所ではウェーダーは危険

またレイヴンパンツは通常のドライパンツと違ってソックスも付いているので、下半身は完全ドライで使用することができます。
つまり機能的にはウェーダーと同じです。

*先日の渓流釣りで使ってきたのでレイヴンパンツにインプレはまた別で書きます。


SUPでも波乗りする場合はウェットスーツ一択ですし、落水前提でなくても着替えてしまえばウェットスーツの方が楽なんでしょうけど、ウェットスーツはその着替えが結構面倒なんですよね(^^;


いずれにしてもSUPやカヤックに限らず磯釣りや防波堤の釣りなど、万が一落水した場合に這い上がる必要がある場所でのウェーダーの使用はオススメできません。
波や潮の流れの強いところだとなおさらだと思います。
(もちろん砂浜等の這い上がる必要のない場所であれば問題ないと思います)

自然と対峙する遊びである以上、安全に関するリスクは取りたくありませんし、取る必要はないと思います。

僕は"迷ったらやめる"という判断軸でこれからも釣りという遊びを楽しみます。



タグ :SUP




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この記事へのコメント
>自然と対峙する遊びである以上、安全に関するリスクは取りたくありませんし、取る必要はないと思います。


おっしゃる通りだと思います。


琵琶湖で釣りしてると思うことがあります。

ゴールデンウィークやお盆休みなどの大型連休など、遠く関東や九州・四国から来ている方を見かけますが、明るい昼間ならいざ知らず、夜間にウェーディングされてる方を見かけます。


私自身、夜間にウェーディングした事もありますし、「夜釣りは危険」など言うつもりは全くありませんが、初めて釣る場所、ポイントに夜中に来ていきなりウェーディングするのはそうとう危険だと思います。


憧れの琵琶湖へ遠路はるばるやってきて、「早く釣りたい」「大きなバスを釣りたい」気持ちは解るのですが...。


せめて昼間にどうゆう場所か下見してから入水して欲しいものです。
Posted by 浮人 at 2016年04月09日 22:18
>浮人さん

こんにちは。
大型連休になると遠方からの釣り人が多くなりますよね。
彼らからすると「他の人もやっているから大丈夫なんだろう」という軽い気持ちなのかもしれませんが、釣り込んでいる人とは情報も装備も違うのでやっていることは同じでも危険度は大きく違うと思います。
そういった啓蒙活動が進むといいですよね。

またスポーニングシーズンになるとスポーニングエリアで夜にボート釣りをする人も散見されます。
航海灯を付けていれば認識できるのですが、新月の夜に無灯でボート釣りをするのは法的にもNGだと思いますし、なにより無謀です。

マナー問題は難しいですね(^^;
Posted by uedaueda at 2016年04月10日 23:11
 
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