2018年01月20日
ダイワ 新型 18EXIST(イグジスト) インプレ −フィッシングショー編
パシフィコ横浜で開催されているジャパンフィッシングショー2018へ行ってきました。
当初は行く予定がなかったので、事前のインプットなく会場入りしたのですが、新製品の中で最も衝撃度が大きかったのが18EXIST(イグジスト) でした。

ブースに人が少なかったので、スタッフさんに新型の18イグジストの魅力について色々と話を伺うことができました。
EXIST(イグジスト) | DAIWA 60YEARS SPECIAL SITE
「新型イグジストの一番の売りはなんですか?」と聞いたところ、「なんといってもモノコックボディです」とのこと。
従来のスピニングリールのボディは2ピース構造で、センターで貼り合わされています。
容積比でいえば、50:50です。
それに対して、18イグジストはセンターにカットラインはなく、1ピースのモノコックボディとネジ込み式のプレートという構造です。

従来のREAL4モデルでエンジンプレートと呼ばれていた部分がスクリュー構造になっています。
これまでビス留めだった固定方法がネジ込みでの固定になるためボディ剛性とギヤーの支持精度が向上しています。
ギヤーの支持精度が上がることと、ボディ固定用のビスのスペースがなくなったことにより、ボディのコンパクト化とドライブギヤーの大口径化という相反する事象を両立しています。
また密閉性が高まったことでボディの防水性能も向上していて、フィネスではないオリジナルモデルは水中に30秒間突っ込んでもボディに浸水しないとか。
巻いた感じも軽いのに剛性感が高く、今までのリールとは一線を画すといっても過言ではないと僕は思います。
イグジストは元から軽量リールの印象がありますが、新型では更なる軽量化が計られています。
15イグジストの2500番の190gに対して、18イグジストのオリジナルモデル(LT2500)は180gと5%の軽量化、フィネスカスタムのFC LT2500S-Cは160gと15%もの軽量化を実現しています。
またスプールもこれまでと違って肉抜きはありません。
穴を開けるのではなく、スプールを肉薄化することで軽量化を実現していると聞きました。
またSPORTLIFE PLANETS(スポーツライフプラネッツ)から発売されるオプションスプールも展示されていました。


従来のような肉抜きスプールが好きな人はこっちの方が好みかもしれません。
ちなみにネジ込みプレートは専用の治具がないと取り外しできないようです。
これまでのイグジストにもフィネスカスタム等のカスタムシリーズがラインナップされていましたが、今回から違いがさらに明確になりました。
違いは「ボディサイズ」と「マグシールドの搭載箇所」の2点。
同じサイズでもフィネスカスタムには品番のCが付くようにオリジナルモデルよりもコンパクトなボディとなっています。
LT2500と比べるとFC LT2500S-Cのボディは2000番くらいのサイズ感です。
(オリジナルに2000番はありません)
上でも書きましたが、LT2500とFC LT2500S-Cでは20gの重量差があります。
ハンドルもフィネスカスタムは軽量化されていると聞きました。
またフィネスカスタムのボディサイズは#1000〜2500までの全て共通とのことでした。
2つ目の違いはマグシールの搭載箇所。
オリジナルモデルはピニオン軸、ラインローラーとドライブギアの3箇所にマグシールドが搭載されていますが、フィネスカスタムはピニオン軸の1箇所だけでした。
また結果的に耐久性にも差が出ているようで、オリジナルモデルの耐久性はセルテートを大幅に上回ると説明してもらいました。
セルテートといえば耐久性の高いリールの代名詞なのせ、それを大幅に上回るといえちゃうのはかなりの自信ですね。
マグシールド入りのラインローラーのメンテナンスについては第一声は「使用後になるべく早くシャワーをかけてもらうだけでOK!」とのことでした。
「そうはいったってある程度使うとシャリシャリいうんでしょう?」といやらしい質問をしたら、「気になる方はラインローラーユニットをアッセンブリー販売しているので、2セット使ってうまくローテしてもらえればと思います」との回答。
マグシールドの考え方や防水性能は素晴らしいと思うのですが、それが万能ではないことはダイワも認識しているように僕は感じました。
マグシールドの性能がどこまで上がっても自分でメンテナンスしたい派の人は一定数いるはずなので、ユーザーに選択肢を持たせるという考え方はアリだと思います。
当初は行く予定がなかったので、事前のインプットなく会場入りしたのですが、新製品の中で最も衝撃度が大きかったのが18EXIST(イグジスト) でした。

ブースに人が少なかったので、スタッフさんに新型の18イグジストの魅力について色々と話を伺うことができました。
EXIST(イグジスト) | DAIWA 60YEARS SPECIAL SITE
モノコックボディ
「新型イグジストの一番の売りはなんですか?」と聞いたところ、「なんといってもモノコックボディです」とのこと。
従来のスピニングリールのボディは2ピース構造で、センターで貼り合わされています。
容積比でいえば、50:50です。
それに対して、18イグジストはセンターにカットラインはなく、1ピースのモノコックボディとネジ込み式のプレートという構造です。

従来のREAL4モデルでエンジンプレートと呼ばれていた部分がスクリュー構造になっています。
これまでビス留めだった固定方法がネジ込みでの固定になるためボディ剛性とギヤーの支持精度が向上しています。
ギヤーの支持精度が上がることと、ボディ固定用のビスのスペースがなくなったことにより、ボディのコンパクト化とドライブギヤーの大口径化という相反する事象を両立しています。
また密閉性が高まったことでボディの防水性能も向上していて、フィネスではないオリジナルモデルは水中に30秒間突っ込んでもボディに浸水しないとか。
巻いた感じも軽いのに剛性感が高く、今までのリールとは一線を画すといっても過言ではないと僕は思います。
更なる軽量化
イグジストは元から軽量リールの印象がありますが、新型では更なる軽量化が計られています。
15イグジストの2500番の190gに対して、18イグジストのオリジナルモデル(LT2500)は180gと5%の軽量化、フィネスカスタムのFC LT2500S-Cは160gと15%もの軽量化を実現しています。
またスプールもこれまでと違って肉抜きはありません。
穴を開けるのではなく、スプールを肉薄化することで軽量化を実現していると聞きました。
またSPORTLIFE PLANETS(スポーツライフプラネッツ)から発売されるオプションスプールも展示されていました。


従来のような肉抜きスプールが好きな人はこっちの方が好みかもしれません。
ちなみにネジ込みプレートは専用の治具がないと取り外しできないようです。
オリジナルモデルとフィネスカスタムの違い
これまでのイグジストにもフィネスカスタム等のカスタムシリーズがラインナップされていましたが、今回から違いがさらに明確になりました。
違いは「ボディサイズ」と「マグシールドの搭載箇所」の2点。
同じサイズでもフィネスカスタムには品番のCが付くようにオリジナルモデルよりもコンパクトなボディとなっています。
LT2500と比べるとFC LT2500S-Cのボディは2000番くらいのサイズ感です。
(オリジナルに2000番はありません)
上でも書きましたが、LT2500とFC LT2500S-Cでは20gの重量差があります。
ハンドルもフィネスカスタムは軽量化されていると聞きました。
またフィネスカスタムのボディサイズは#1000〜2500までの全て共通とのことでした。
2つ目の違いはマグシールの搭載箇所。
オリジナルモデルはピニオン軸、ラインローラーとドライブギアの3箇所にマグシールドが搭載されていますが、フィネスカスタムはピニオン軸の1箇所だけでした。
また結果的に耐久性にも差が出ているようで、オリジナルモデルの耐久性はセルテートを大幅に上回ると説明してもらいました。
セルテートといえば耐久性の高いリールの代名詞なのせ、それを大幅に上回るといえちゃうのはかなりの自信ですね。
マグシールド入りのラインローラーのメンテナンスについては第一声は「使用後になるべく早くシャワーをかけてもらうだけでOK!」とのことでした。
「そうはいったってある程度使うとシャリシャリいうんでしょう?」といやらしい質問をしたら、「気になる方はラインローラーユニットをアッセンブリー販売しているので、2セット使ってうまくローテしてもらえればと思います」との回答。
マグシールドの考え方や防水性能は素晴らしいと思うのですが、それが万能ではないことはダイワも認識しているように僕は感じました。
マグシールドの性能がどこまで上がっても自分でメンテナンスしたい派の人は一定数いるはずなので、ユーザーに選択肢を持たせるという考え方はアリだと思います。
インプレまとめ
新型イグジストに触った印象ですが、まずはめちゃくちゃ軽いというのが第一印象でした
またハンドルを回した際の初動が軽く、それでも巻いている間はしっとりとした感じも残っていて好みのフィーリングでした。
説明員の方に許可を取ってリールフットやハンドルなどをねじってみましたが、たわみなどは全然なく高い剛性感を持っていることが体感できました。
スプールが穴あきデザインでなくなったのも個人的には好印象です。
良いことばかりでお値段も高くなっているんでしょう…と思いがちですが、なんと77,000円(15イグジスト2505F)から69,000円(18イグジストLT2500)に10%ほど安くなっています。
このご時勢かつ新技術を搭載して10%も価格を下げたというのはかなり戦略的な価格設定だと思います。
モノコックボディが他のリールにも採用されるかどうかは18イグジストの売れ行き次第ともおっしゃっていたので、売れるように応援したいと思います(^^)
タグ :フィッシングショー
この記事へのコメント
おはようございます
ちゃんとグーグルで「ダイワ 18イグジスト インプレ」で検索してリンクを踏んできました@意味深w いま2ページ目の最上段に出てきます。
んで、本題のイグジスト!
ついにダイワもビス止めから卒業ですね
日本一のダイワ党を自負してますがマグシールドを根本的に改良か卒業するまで自前でメンテ派のちんの食指は動かないすね…
救いは頻繁に整備が必要なラインローラーがマグシールドじゃないことですね。
>値下げ
一昔前からすると有り得ない値段の釣り具ばかりになりましたよね
若い頃、Abuのリールが高くて買えなかったのに大人になってもリールが高くて買えませんw
ちゃんとグーグルで「ダイワ 18イグジスト インプレ」で検索してリンクを踏んできました@意味深w いま2ページ目の最上段に出てきます。
んで、本題のイグジスト!
ついにダイワもビス止めから卒業ですね
日本一のダイワ党を自負してますがマグシールドを根本的に改良か卒業するまで自前でメンテ派のちんの食指は動かないすね…
救いは頻繁に整備が必要なラインローラーがマグシールドじゃないことですね。
>値下げ
一昔前からすると有り得ない値段の釣り具ばかりになりましたよね
若い頃、Abuのリールが高くて買えなかったのに大人になってもリールが高くて買えませんw
Posted by ちんねん
at 2018年01月20日 17:17

>ダイワ星人のちんねんさん
こんにちは。
心の黒い部分を可視化していただきありがとうございますw
検索順位をチェックするサイトによって順位が異なるので、生の声は参考になります。
1ページ目を目指して自クリックを頑張ります。
マグシールドについては「シャワーをするだけで大丈夫!」とダイワの方は言っていましたが、「そうはいったってシャリシャリするじゃん」と突っ込むと、「ラインローラーをアッセンブリー販売しているので、予備のセットを持ってもらってユニット毎交換するのもオススメです」とユーザーが不満を持っていることは認識してる感じでした。
でもシマノのスーパースローオシュレーションのように今さら引くに引けないという感じなんでしょうか…。
(この件は本文に追記します。あざっす)
値段については同感です。
社会人になりたての頃はハイエンド指向になりかけましたが、今はベーシックモデルの方に惹かれます。
といってもカスマイズ費用でハイエンドモデルを上回るのが悩ましいところです…。
こんにちは。
心の黒い部分を可視化していただきありがとうございますw
検索順位をチェックするサイトによって順位が異なるので、生の声は参考になります。
1ページ目を目指して自クリックを頑張ります。
マグシールドについては「シャワーをするだけで大丈夫!」とダイワの方は言っていましたが、「そうはいったってシャリシャリするじゃん」と突っ込むと、「ラインローラーをアッセンブリー販売しているので、予備のセットを持ってもらってユニット毎交換するのもオススメです」とユーザーが不満を持っていることは認識してる感じでした。
でもシマノのスーパースローオシュレーションのように今さら引くに引けないという感じなんでしょうか…。
(この件は本文に追記します。あざっす)
値段については同感です。
社会人になりたての頃はハイエンド指向になりかけましたが、今はベーシックモデルの方に惹かれます。
といってもカスマイズ費用でハイエンドモデルを上回るのが悩ましいところです…。
Posted by ueda
at 2018年01月21日 11:55

こんにちは
モノコックは確かに気なりますがとても手が届きませんね~
私もリールにベアリング追加が大好きで、型落ち半額にリアクションしてしまうので、今は13イージスをメインに使ってます、もちろんフルベアリングです。
糸ヨレを考えるとやっぱりダイワですかね。
モノコックは確かに気なりますがとても手が届きませんね~
私もリールにベアリング追加が大好きで、型落ち半額にリアクションしてしまうので、今は13イージスをメインに使ってます、もちろんフルベアリングです。
糸ヨレを考えるとやっぱりダイワですかね。
Posted by kei at 2018年01月22日 10:47
>keiさん
こんにちは。
18イグジストのコンセプト、機能や品質は素晴らしかったですが、なかなかリールに7万円は出せませんね(^^;
僕も弄りたくなる体質なので、フルベアリング仕様のベーシックモデルに惹かれます。
スピニングのTATULAもなかなか格好よかったです(^^)
糸撚れは僕はダイワでもシマノでもあんまり気にならない感じですね~
こんにちは。
18イグジストのコンセプト、機能や品質は素晴らしかったですが、なかなかリールに7万円は出せませんね(^^;
僕も弄りたくなる体質なので、フルベアリング仕様のベーシックモデルに惹かれます。
スピニングのTATULAもなかなか格好よかったです(^^)
糸撚れは僕はダイワでもシマノでもあんまり気にならない感じですね~
Posted by ueda
at 2018年01月22日 14:20

お久しぶりです。
新型EXIST、なかなか良さそうですが、RCSの2508AIRスプールも持っているので買い換えるのは難しいです。
ところで、60周年限定ロッドやEXISTはJANコードに*が2個付いている値引きの少ないモデルですが、今までの*二つよりも更に値引きが厳しくなっているようです。
定価販売か5%OFF位のらしいです。
他のロッドでも今までは通常仕切りだったのが、モデルチェンジでJANコードに*がついたものもあります。
価格に関してはぬか喜びしそうです。
EXISTも実売はあまり変わらないかもしれません。
企業としては値崩れを防ぐことが出来るかもしれませんが、消費者目線ではわかりにくい・・・
新型EXIST、なかなか良さそうですが、RCSの2508AIRスプールも持っているので買い換えるのは難しいです。
ところで、60周年限定ロッドやEXISTはJANコードに*が2個付いている値引きの少ないモデルですが、今までの*二つよりも更に値引きが厳しくなっているようです。
定価販売か5%OFF位のらしいです。
他のロッドでも今までは通常仕切りだったのが、モデルチェンジでJANコードに*がついたものもあります。
価格に関してはぬか喜びしそうです。
EXISTも実売はあまり変わらないかもしれません。
企業としては値崩れを防ぐことが出来るかもしれませんが、消費者目線ではわかりにくい・・・
Posted by izumi at 2018年01月23日 23:53
>izumiさん
価格については事実でなくて推測になってしまいますが、リリース直後はまだしもしばらく経過すれば15モデルよりも安価になるんじゃないかな~と僕は思っています。
個人的には値引き合戦になるよりも、(適正な価格であれば)一律価格で販売される方が一喜一憂しなくていいのでうれしいです。
価格については事実でなくて推測になってしまいますが、リリース直後はまだしもしばらく経過すれば15モデルよりも安価になるんじゃないかな~と僕は思っています。
個人的には値引き合戦になるよりも、(適正な価格であれば)一律価格で販売される方が一喜一憂しなくていいのでうれしいです。
Posted by ueda
at 2018年01月25日 17:31
