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2019年02月09日

フィッシングショー(2019) ダイワ・シマノブース以外の感想

ダイワ編、シマノ編に続いて、その他編をアップします。

関連記事:
フィッシングショー(2019) ダイワブースのインプレ
フィッシングショー(2019) シマノブースの感想

会場をEightさんと2周くらい回ったので、その際に気になった製品をアップします。


ジャッカルのパックロッド RGM

ジャッカルブースでは手軽かつオシャレに使えるパックロッドが展示されていました。

それがこのRGM(ROOSTER GEAR MARKET)シリーズです。

roost:止まり木
rooster:おんどり

フィッシングショー(2019) ダイワ・シマノブース以外の感想

文字からの印象で読み取ると「のんびり行こうぜ」的なコンセプトでしょうか。

このシリーズはのべ竿(spec.1と3)とルアーロッド(spec.2)の2種類がラインアップされていました。

spec.3ののべ竿(小物竿)は120cm/150cm/180cmの3種類。

フィッシングショー(2019) ダイワ・シマノブース以外の感想

テンカラ竿風のグリップとポップカラーのブランクがいい感じです。

いい感じなんですが、ものすごく既視感があります。

CASKETのシンプリーとコンセプトと特徴が完全に一致です。

フィッシングショー(2019) ダイワ・シマノブース以外の感想

カスケットのシンプリーは2017年にリニューアルされて、2.6m/12本継/カーボン製・コルクグリップというスペックになりました。
それで値段は5,990円です。

関連記事:カスケットのシンプリーがリニューアル!

このspec.3の小物竿の予定価格は1万円台前半ということでした。

いいところを突いている商品だとは思うのですが、simplyの倍というのはちょっと高すぎるような…。

シンプリーの初代モデルはグラスロッド製で2,980円と激安でした。
シンプリーはCASKETの顧客の間口を広げるという役割を担っていたように思いますが、ジャッカルはこのRGMシリーズで顧客の間口を広げるというよりはしっかりと利益を取ろうとしているように読み取れます。


spec.1は210cm/240cm/270cm/300cmの4種類の長さののべ竿でした。
いわゆる万能竿といわれる領域です。
これは写真撮っていませんでした。


ルアーロッドのspec.2は5.5ft/6.5ft/7.5ftの3種類。

フィッシングショー(2019) ダイワ・シマノブース以外の感想

写真は全て5.5ftの最もライトなモデルです。

元ガイドが折りたたみ式になっているのが最大の特徴。

フィッシングショー(2019) ダイワ・シマノブース以外の感想

ガイドのリングはsicではなくてハードガイドとのことでした。

価格は1万円台半ばを予定しているとのこと。

スペック重視というよりはコンセプト重視の商品というのが僕の印象です。
この価格帯でしっかりと釣りをしたいならメジャークラフトやパームスのパックロッド買った方が絶対に正解だとと思いますが、この竿でなんとかしてやろうと思わせる雰囲気はありました。

その点が僕の好きなHuercoやJetSetterに通ずるものがありますが、そちらはロッドとしてもしっかりと作りこまれています。
その分価格も倍以上しますけど。

3種類とも伸ばしてフリフリしてみましたが、6.5ftや7.5ftはルアーフィッシングで使うには厳しい印象です。
ルアーロッドというよりもダイワのDV1に近くて、ルアーもなんとかできるぶっこみ竿といった感じでした。

関連記事:ダイワ『DV1』インプレ −室内編

散々書きましたが、CASKETはもちろん、HuercoやJetSetter(冒険用品)はまだまだ知る人ぞ知るメーカーやショップといった存在で、メジャーな存在とはいえません。
(そこがいいんですけど)

その点、メジャーブランドのジャッカルがこの領域におりてきたのはイチ消費者として面白く思います。

僕の好きなHuercoも万能っぽい安価なテレスコのパックロッドや、より専門性を高めた新シリーズのロッドをリリースするようなので、そっちにも期待です。

RGM - JACKALL


江戸和竿

横浜のフィッシングショーに来ると毎年足が止まってしまうのが、この江戸和竿のコーナーです。

火を使った曲げ調整の実演をされているのもあるのですが、人の滞留が少なく竿師の方と直接お話できるので、毎年寄っています。

今年は『竿昌』さんに相手してもらえました。

フィッシングショー(2019) ダイワ・シマノブース以外の感想

同じスペックの竿でも価格が3倍くらい違うものがあり、話を伺うと高い物は"特選"といって、選定した竹の中からさらに厳選した竹を使って竿を仕上げているとのことでした。

フィッシングショー(2019) ダイワ・シマノブース以外の感想

違いは節の数で、安価な竿は節が二節ですが、特選は四節しかもきっちりと位置が揃って入っています。
そういった道具へのこだわりやストーリーを聞くとグッと興味が惹かれます。

気になる価格はタナゴ竿の安価なものが3-4万円台で、特選は余裕で10万円オーバーでした。

そもそもタナゴ釣りをしたことがないのですが、こういった超ライトな竿をしっかりと曲げる釣りはとても面白そうです。


その他

それ以外に気になったものを写真を中心に紹介します。

軽量オフセットグリップとして唯一無二な存在のスミスのマグネシウムグリップに新色が登場していました。

フィッシングショー(2019) ダイワ・シマノブース以外の感想

今まではガンメタ一色でしたが、ブラックが登場したことで純正グリップの雰囲気を壊さずに軽量化できそうです。

僕が唯一持っているオフセットグリップのフレイムのクラシックモデルもブラックなんで、これのシングルグリップに変えてトップ投げてみたくなりました。

関連記事:[ABU 2500C]ハンドル交換

とはいえ今のところ全然そういった釣りをする予定がないので、グッと我慢です。


クルマの展示もいくつかありました。

フィッシングショー(2019) ダイワ・シマノブース以外の感想

写真はスペーシアですが、N-VAN等の軽の1BOXの展示が多かったです。

釣りを中心に考えると軽の1BOXは最強の選択肢の1つです。

バンタイプを武骨に乗るか、乗用車タイプをカスタムして乗るかどっちがいいかな~と勝手に妄想していました。


釣り以外で気になったのはシニアアイ(老眼とはいいたくない。笑)に対応した電子メガネ「タッチフォーカス」です。

フィッシングショー(2019) ダイワ・シマノブース以外の感想

タッチフォーカスは瞬時に遠近を切り替えられる電子メガネで、フレームにあるスイッチをONにすることでレンズ内に搭載された電子液晶が駆動し、瞬時に近方用視界が得られます。

タッチフォーカス - 遠近を瞬時に切り替えられる電子メガネ


通常は近視用の一般的なメガネとして使い、糸を結んだりするときだけスイッチを入れるという使い方が可能です。

ちなみに気になる価格は25万円。
メガネとしては超高額ですが、おっさん感を出したくない人には魅力的です。

価格が10万円を切って、僕がガッツリ老眼になったら買いたいな〜と思った商品です。


といった感じで、Eightさんと一緒だったこともあって楽しく回ることができました。

先の記事でも書きましたが、釣り具に限らず新商品についてはリアルよりもWEBの方が情報の鮮度も深度も優れています。
しかしWEBだと能動的に情報を取りに行く必要があるので、自分が興味があるジャンルの情報にしか触れられません。

その点フィッシングショーは歩いているだけで、受動的に情報に触れられるので興味がないジャンルの情報にも触れられます。
新聞を隅から隅まで読んでいる感じに近いです。
そこがフィッシングショーの面白いところですね。

また来年も東京にいればフィッシングショーに行きたいな~と思っています。





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