2016年02月08日
フィッシングショー 大阪 2016 へ行ってきました
今年もフィッシングショーOSAKAへ行ってきました。
昨年は仕事を絡めての単独参加でしたが、今年は地元の友人の"ひで"が同行してくれました。
行きは近鉄のアーバンライナーでなんばへ向かいます。
名古屋駅から大阪難波駅までは2時間7分。
時間は新幹線の2倍以上かかりますが、費用は半分程度に抑えられます(^^)
なんばの昭和の香りのする純喫茶のモーニングで空腹を満たし、地下鉄とニュートラムを乗り継いでインテックス大阪へ。

会場に着いたのは12時過ぎ。
中ふ頭とから会場まで歩いているときに川虎さんから着信。
川虎さんも会場に向かっているということで、後ほどお会いする約束をしました。
まず向かったのはダイワのあるBゾーン。
ダイワブースの前で石川さんと合流。
石川さんは先に一回りされていたので、会場の見どころを教えてもらいながら、一緒にダイワブースを回りました。
ダイワブースは入ってすぐのところにベイトリールコーナーがありました。

今年もTWS推しです。
個人的に一番楽しみにしていた新型スティーズSV TWを触りながらスタッフの方に質問。
色々とタメになる話が聞けました。
関連記事:ダイワ 新型 16 スティーズ(STEEZ) SV TW

◆新型スティーズは先代に比べて剛性を高めている
本体重量を先代よりも軽くすることもできたけど、剛性を高める方向に振ったので重量は先代と同じ160gに落ち着いたとのこと。
◆サイズはジリオンよりもひと回りコンパクト
ボディを握ってみた感じジリオンよりもコンパクトでした。
僕の手(身長168cm)でも握り込める感じです。
◆スプールはジリオンよりも10%軽量化
新型スティーズSV TWと新型ジリオンSV TWのスプールには互換性があるそうです。
素材は同じG1ジュラルミンですが、スティーズSVの方が10%軽くできているそうです。
スティーズのサイドカバーを外してスプールを見せてくれましたが、スプール内部(スプールとシャフトを支持する部分)が肉抜きされていました。
またスプールの厚みもジリオンSV TWより薄くなっているそうです。
ダイワの方は「10%"しか"軽くなっていないんですけどね」と話していたのが印象的でした。
ちょっと前までは軽量化の対象スプールが15g前後のものだったので、20〜30%の軽量化という文字が躍っていたように思います。
スプールの重量はもういけるところまで行っちゃった感じですかね。
◆新形状のハンドルノブがいい感じ
スティーズには新形状の「ハイグリップIシェイプ ライトノブ」が装着されています。

シルエットはSLP WORKSの「Iシェイプザイオンノブ」に似ていますが、握りやすさは格段の違いです。
通常ノブが小さくなると滑りやすくなりますが、このハイグリップノブは手を横に滑らせてもすっぽ抜けにくくなっていました。
このノブが普及すると最高なのですが、ジリオンシリーズは従来のIシェイプノブのままでした。
◆メカニカルブレーキノブ(ゼロフリクション)について
スティーズSV TWのメカニカルブレーキノブはゼロフリクションという名称に変わっています。
これはメカニカルブレーキノブが調整不要なったということを意味しています。
一応調整の幅は残されていますが、従来品に比べると格段に動かしにくくなっています。
ノブを回すのに力がいるようになっていますし、そもそも回しにくい形状になっていました。
工場出荷時に調整がされているので、基本的にはユーザーがいじる必要はないそうです。
ただベアリング交換等、多少の調整が必要になる状況がないわけではないので、調整幅を残しているといっていました。
またサイドカップ側もブレーキダイヤルは半分サイドカップに覆われた形状になっていました。
こちらも不意に動くことがないように動かしにくい形状にしているとのこと。
今までのSVスプールのリールに比べてもより汎用性が高まっているので、マグブレーキも最初の設定±2くらいでほとんどのルアーをカバーできますといっていました。
具体的には基本設定が10で、あとは8〜12の間で調整してもらえば大丈夫ですとのことでした。
これらの話を聞くとスティーズSV TWは本当に完成度の高いリールだと思います。
ここで頭に浮かんだ純粋な質問をぶつけてみました。
「スティーズSV TWとジリオンSV TWの違いをひと言でいうと何ですか?」
スタッフの方はちょっと考え込んでひと言。
「質感の違いですね」
この時点で僕はスティーズにだいぶ惹かれていました。
しかし実売で約2倍の価格差があるであろうリールの違いが"質感"というのにはちょっとガッカリです。
逆にいえばジリオンSV TWの完成度がそこまで高いともいえます。
それならジリオンSV TWを買って自分好みにカスタマイズしてしまおうという考えも浮かぶのですが、ハンドルを80mmに変えて、新形状のノブに変えて、スティーズのスプールを入れて…とやっているとスティーズの価格に追いついてしまいそうなのが悩ましいです(^^;
スティーズ(STEEZ) SV TW
ジリオン(ZILLION) SV TW
ダイワブースの一角にスポーツライフプラネッツのコーナーがありました。
SLPの目玉はドレコンタワーです。
ドレスアップコンテストで入賞したリールが飾られていました。
関連記事:SLPのドレスアップコンテストに掲載されました!
残念ながら僕は入選できませんでしたが、スタッフの方に僕も応募したことをお伝えすると、「それならタブレットの中に画像があるので間もなく表示されますよ」と教えてくれました。

お話ししているうちに僕のイエローピクシーとイエローT3が表示されました。
こういうのはうれしいですね〜
また入選作品はどれも圧巻のクオリティでした。
ハンドメイドルアー職人さんや塗装屋さんなどその道のプロの方が多く入選されているようです。
ただ純正パーツの流用だけで入選されている方も2人くらいいらっしゃったので、入選できなかったのは自分にセンスがなかっただけだと思います(^^;
ドレスアップコンテストは今年も実施されるそうですが、多分カテゴリを設けることになると思いますとスタッフの方は言ってました。
こういったドレスアップにも釣りの楽しみはあると思うので、もっともっと盛り上がるといいですね。
昨年は仕事を絡めての単独参加でしたが、今年は地元の友人の"ひで"が同行してくれました。
行きは近鉄のアーバンライナーでなんばへ向かいます。
名古屋駅から大阪難波駅までは2時間7分。
時間は新幹線の2倍以上かかりますが、費用は半分程度に抑えられます(^^)
なんばの昭和の香りのする純喫茶のモーニングで空腹を満たし、地下鉄とニュートラムを乗り継いでインテックス大阪へ。

会場に着いたのは12時過ぎ。
中ふ頭とから会場まで歩いているときに川虎さんから着信。
川虎さんも会場に向かっているということで、後ほどお会いする約束をしました。
まず向かったのはダイワのあるBゾーン。
ダイワブースの前で石川さんと合流。
石川さんは先に一回りされていたので、会場の見どころを教えてもらいながら、一緒にダイワブースを回りました。
[ダイワ]新型スティーズSV TWと新型ジリオンSV TW インプレ
ダイワブースは入ってすぐのところにベイトリールコーナーがありました。

今年もTWS推しです。
個人的に一番楽しみにしていた新型スティーズSV TWを触りながらスタッフの方に質問。
色々とタメになる話が聞けました。
関連記事:ダイワ 新型 16 スティーズ(STEEZ) SV TW

◆新型スティーズは先代に比べて剛性を高めている
本体重量を先代よりも軽くすることもできたけど、剛性を高める方向に振ったので重量は先代と同じ160gに落ち着いたとのこと。
◆サイズはジリオンよりもひと回りコンパクト
ボディを握ってみた感じジリオンよりもコンパクトでした。
僕の手(身長168cm)でも握り込める感じです。
◆スプールはジリオンよりも10%軽量化
新型スティーズSV TWと新型ジリオンSV TWのスプールには互換性があるそうです。
素材は同じG1ジュラルミンですが、スティーズSVの方が10%軽くできているそうです。
スティーズのサイドカバーを外してスプールを見せてくれましたが、スプール内部(スプールとシャフトを支持する部分)が肉抜きされていました。
またスプールの厚みもジリオンSV TWより薄くなっているそうです。
ダイワの方は「10%"しか"軽くなっていないんですけどね」と話していたのが印象的でした。
ちょっと前までは軽量化の対象スプールが15g前後のものだったので、20〜30%の軽量化という文字が躍っていたように思います。
スプールの重量はもういけるところまで行っちゃった感じですかね。
◆新形状のハンドルノブがいい感じ
スティーズには新形状の「ハイグリップIシェイプ ライトノブ」が装着されています。

シルエットはSLP WORKSの「Iシェイプザイオンノブ」に似ていますが、握りやすさは格段の違いです。
通常ノブが小さくなると滑りやすくなりますが、このハイグリップノブは手を横に滑らせてもすっぽ抜けにくくなっていました。
このノブが普及すると最高なのですが、ジリオンシリーズは従来のIシェイプノブのままでした。
◆メカニカルブレーキノブ(ゼロフリクション)について
スティーズSV TWのメカニカルブレーキノブはゼロフリクションという名称に変わっています。
これはメカニカルブレーキノブが調整不要なったということを意味しています。
一応調整の幅は残されていますが、従来品に比べると格段に動かしにくくなっています。
ノブを回すのに力がいるようになっていますし、そもそも回しにくい形状になっていました。
工場出荷時に調整がされているので、基本的にはユーザーがいじる必要はないそうです。
ただベアリング交換等、多少の調整が必要になる状況がないわけではないので、調整幅を残しているといっていました。
またサイドカップ側もブレーキダイヤルは半分サイドカップに覆われた形状になっていました。
こちらも不意に動くことがないように動かしにくい形状にしているとのこと。
今までのSVスプールのリールに比べてもより汎用性が高まっているので、マグブレーキも最初の設定±2くらいでほとんどのルアーをカバーできますといっていました。
具体的には基本設定が10で、あとは8〜12の間で調整してもらえば大丈夫ですとのことでした。
これらの話を聞くとスティーズSV TWは本当に完成度の高いリールだと思います。
ここで頭に浮かんだ純粋な質問をぶつけてみました。
「スティーズSV TWとジリオンSV TWの違いをひと言でいうと何ですか?」
スタッフの方はちょっと考え込んでひと言。
「質感の違いですね」
この時点で僕はスティーズにだいぶ惹かれていました。
しかし実売で約2倍の価格差があるであろうリールの違いが"質感"というのにはちょっとガッカリです。
逆にいえばジリオンSV TWの完成度がそこまで高いともいえます。
それならジリオンSV TWを買って自分好みにカスタマイズしてしまおうという考えも浮かぶのですが、ハンドルを80mmに変えて、新形状のノブに変えて、スティーズのスプールを入れて…とやっているとスティーズの価格に追いついてしまいそうなのが悩ましいです(^^;
スティーズ(STEEZ) SV TW
ジリオン(ZILLION) SV TW
[スポーツライフプラネッツ]ドレコンタワー
ダイワブースの一角にスポーツライフプラネッツのコーナーがありました。
SLPの目玉はドレコンタワーです。
ドレスアップコンテストで入賞したリールが飾られていました。
関連記事:SLPのドレスアップコンテストに掲載されました!
残念ながら僕は入選できませんでしたが、スタッフの方に僕も応募したことをお伝えすると、「それならタブレットの中に画像があるので間もなく表示されますよ」と教えてくれました。

お話ししているうちに僕のイエローピクシーとイエローT3が表示されました。
こういうのはうれしいですね〜
また入選作品はどれも圧巻のクオリティでした。
ハンドメイドルアー職人さんや塗装屋さんなどその道のプロの方が多く入選されているようです。
ただ純正パーツの流用だけで入選されている方も2人くらいいらっしゃったので、入選できなかったのは自分にセンスがなかっただけだと思います(^^;
ドレスアップコンテストは今年も実施されるそうですが、多分カテゴリを設けることになると思いますとスタッフの方は言ってました。
こういったドレスアップにも釣りの楽しみはあると思うので、もっともっと盛り上がるといいですね。
[シマノ]新型アンタレス DC
シマノブースは10年ぶりのモデルチェンジとなった新型アンタレス DCが一番人気でした。
関連記事:シマノ 新型 16 アンタレス DC [ANTARES DC]
アンタレスDCには二重三重の列ができていました。
3〜4分待ってようやく触ることができたので、早速メカニカルブレーキをチェック。
メカニカルブレーキはレス仕様ではなく、サイドカップの内側にに一応存在しています。
関連記事:[速報]新型 16 アンタレスDCにメカニカルブレーキは存在します
しかしスティーズSV TW同様に相当回しにくい作りになっていて、それこそドライバーやコインを使わないと調整できないかもしれません。
スタッフの方に話を聞くと、こちらも「工場出荷時に調整をしているので基本的には触って欲しくない」と言っていました。
DCことデジタルコントロールブレーキは遠心ブレーキやマグブレーキとは異なり、キャストの最中にブレーキ力を急にゼロにしたり、急に高めたりを繰り返しています。
ブレーキ力を高めるのはバックラッシュを防ぐためで、ブレーキ力を弱めるのは飛距離を伸ばすためです。
「なのでできるだけブレーキを弱めても問題ないところでは極力ゼロにしたい」とおっしゃっていました。
そのときにメカニカルブレーキがメーカーの想定よりも強めに設定されていると飛距離が稼げなくなってしまうので、今回はなるべく触れないようにサイドカップの中に持ってきているようです。
メカニカルブレーキに対する考え方がダイワのスティーズSV TWと全く同じでビックリしました。
シマノとダイワという世界の2大メーカーのフラッグシップが同じタイミングでメカニカルブレーキレス(無効化)にしてくるとは誰が想像できたでしょうか。
またメカニカルブレーキレスという結果は同じなれど、デジタルコントロールブレーキとSVスプールとアプローチが全く異なるのが面白いです(^^)
ただダイワと違って、ハンドル側からメカニカルブレーキを排除したことで、デザイン面ではマイナスになっているように感じました。
ハンドル側のボディデザインが先端から後ろまで一直線になっている影響で、ずんぐりむっくりな印象を受けました。
デザインは主観なのでただの好みですが、デザインだけなら16アンタレス DCよりも06アンタレス DCの方が僕は格好よく思います。
NEWアンタレスDC[ANTARES DC]
[その他]村田基のセミナー
ダイワとシマノを見終わってブラブラしていると背後を村田さんが歩いて行きました。
トークショーの合間にメーカーブースを移動しているようでした。
ちょうど僕らのいたラパラブースで15分後からセミナーをされるようだったので、最前列を陣取って村田さんを出待ち。
「15分も待つのはかったるいな〜」と"ひで"と話していると、なんと10分前からセミナーを開始してくれました。


内容はひと言でいうとラパラの素晴らしさについて。
・1日に7万個のルアーを製造する世界最大のルアーメーカーである
・世界中どこに行っても売っているのはラパラだけ
・日本のルアーメーカーは人を釣るのが上手いが、ラパラは魚を釣るのが上手い
・ただ塗装だけはもうちょっと何とかして欲しい
といつもの村田節で面白おかしく予定を20分もオーバーして、1時間も話してくれました。
年齢的も57〜58歳になっているはずですが、まだまだパワフルで人を楽しませることに関しては釣り業界でNo.1だと思います。

最後にイマカツこと今江克隆さんと清水盛三さんのセミナーもちょこっとだけ聞くことができました。
昨年にイマカツさんのブログを読んで一気にファンになりました。
関連記事:今江克隆の苦悩に激しく共感
タイミングが合えば、上のブログで書いたことを本人に伝えたかったのですが、イマカツさんくらいの大御所になるとなかなか気軽に話しかける機会がありませんね。
4時間ほどの滞在で会場のインテックス大阪を後にして、フィッシングショーと同じくらい楽しみにしていたくろぼうさんとのアフターへ。
梅田から阪急で京都に向かい、名古屋行きの最終新幹線まで4時間がっつりとお酒を片手に楽しい時間を過ごすことができました。
新製品に対して気になっていたことも自分の目や耳で確認することができましたし、釣りを通じて知り合った皆さんとお会いすることもできたので、とても充実した1日になりました。
この記事へのコメント
こんばんは。
スティーズのは締めればブレーキが掛かりますが、普通のメカニカルブレーキほどは効きませんよとの事でした。
メカニカルブレーキとして使う人はまずいないとは思いますが。
あのハンドルノブは良いですね。
ザイオンノブは廃止してもらいたいです。
私の場合バスはやらなくなってしまったので海でしか使いませんが、ベイトで軽めのシンカーのロックフィッシュ狙いをするとタトゥーラだと投げにくいのでジリオンSV TWが気になっています。
今年のダイワとシマノの新製品は他にも似た点が多いです。
・投げ用スピニングの渦巻きデザイン
・新型セルテートとヴァンキッシュのローター構造
・スティーズとヴァンキッシュのハンドルノブ形状
シマノの説明員も苦笑いでした。
スティーズのは締めればブレーキが掛かりますが、普通のメカニカルブレーキほどは効きませんよとの事でした。
メカニカルブレーキとして使う人はまずいないとは思いますが。
あのハンドルノブは良いですね。
ザイオンノブは廃止してもらいたいです。
私の場合バスはやらなくなってしまったので海でしか使いませんが、ベイトで軽めのシンカーのロックフィッシュ狙いをするとタトゥーラだと投げにくいのでジリオンSV TWが気になっています。
今年のダイワとシマノの新製品は他にも似た点が多いです。
・投げ用スピニングの渦巻きデザイン
・新型セルテートとヴァンキッシュのローター構造
・スティーズとヴァンキッシュのハンドルノブ形状
シマノの説明員も苦笑いでした。
Posted by izumi at 2016年02月09日 22:24
>izumiさん
こんばんは。
返信が遅くなってスミマセン。
スティーズのノブは僕もかなり気に入りましたが、形状はシマノが昨年から導入しているノブにそっくりですね。笑
ザイオンノブはあの思い切ったデザインに惚れてピクシーに付けていますが、ノブとしての機能は純正の方が何倍もマシです。
個人的にはRCSのI型ラージが一番好きな形状ですが、スティーズのノブがそれを超えてくるような予感がします。
こんばんは。
返信が遅くなってスミマセン。
スティーズのノブは僕もかなり気に入りましたが、形状はシマノが昨年から導入しているノブにそっくりですね。笑
ザイオンノブはあの思い切ったデザインに惚れてピクシーに付けていますが、ノブとしての機能は純正の方が何倍もマシです。
個人的にはRCSのI型ラージが一番好きな形状ですが、スティーズのノブがそれを超えてくるような予感がします。
Posted by ueda
at 2016年02月14日 20:05
